メニュー１４ 「ショートケーキ」 ページ16
砂藤side
今日は珍しく調理実習がある。作るのは何でもいいらしい。さすが雄英だな。
勿論、俺が作るのは一週間前から決めている。
「砂藤ちゃんよろしくね」
「お菓子作るんよね？楽しみやわ〜」
「砂藤君、料理は頼んだぞ！」
「飯田君は料理苦手なの？」
「…私、作り方わかんないから……がんば」
俺のグループは、蛙吹、麗日、飯田、緑谷、片心、そして俺だ。
変人はいるけど、まぁ変なことはしないだろうなって感じの平均が取れた六人だと思う。爆豪とかじゃなくてよかった。
「じゃあ、指示はお願いします力道くん。」
「おう、今から作るのはショートケーキだかんな。んじゃ、緑谷は卵割って、卵白と卵黄に分けてくれ」
「は、はいっ！」
「飯田は分け終わった卵白を混ぜて……」
俺はテキパキと指示を出す。なんか飯田の気持ちが分かった気がしなくもない。
というか、本当に話が分かる奴らで良かった……
・・・・・・
「「「おお〜！！」」」
「どうよっ！！」
家で作るのとは違って、材料にも限りがあるし、器具も数が少ないのでちょっぴり手こずったが、結構上手にできた。
生クリームも見栄えがよくなるように配置したし、何より用意してもらったイチゴが思いのほか大きかった。凄く立派なケーキに見える。
「お、美味しそう…」
「片心が美味しそうなんていうの、初めて聞いたな」
「お菓子は好きなんだ…すぐお腹いっぱいになっちゃうけど。」
個性のせいで食べれなくなるのは大変なんだと、改めて今実感した。俺の個性みたいに、食えば力が使えるとかなら楽だったんだろうが…。
「皆、食べんの？私、ついついつまみ食いしてしまいそうで怖いわ〜！あはは」
「お茶子ちゃんの言うとおりね。」
「うむ！では頂くとしよう！！」
「本当にお菓子作り上手なんだね…！！女子力高いな〜」
「緑谷に言われたくないがな」
取り敢えず、皿とフォークを人数分取ってくる。
そして、包丁でケーキを六等分にする。間に挟んでいたイチゴが見えて、俺達は「お〜…」と声を漏らした。
「「「いただきます！！」」」
皆思い思いの大きさのケーキを口へ運ぶ。
「美味しい…やばい…」
片心が小さな声で呟いたのが分かった。
「そんなに甘いモンが好きだったら、たまに持ってきてやるよ！」
「本当に…！？力道くんマジ感謝。神」
正直俺も、一人じゃ食えない時があったから助かるっちゃ助かる。
片心の嬉しそうな顔を見たら、本当に甘いモンが好きなんだなぁ、と思った。
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
