メニュー１２ 「たこ焼き」 ページ14
障子side
俺はクラスの奴らと夏祭りに来ていた…のだが、人が多すぎてはぐれたようだ。そりゃあ、よく考えたら２０人が一人もはぐれずに行動出来る訳がない。
「おい…おい？障子？どうした、そんな所に突っ立って」
「…っ！？」
驚いて後ろを見ると、俺に話しかけていたのは瀬呂だった。
「そ、そんなに驚くなよ！こっちがびっくりするじゃねぇか」
『すまん』
「てか、あいつらと連絡がつかねぇ。どうする、障子」
連絡がつかないってことは、他の奴らも同じ状況か…。
『ぼーっと待っててもしょうがないし、屋台回るか』
「おお、いいなそれ！」
そして、俺達は屋台へと足を運んだ。
・・・・・・
「…く…。あれって…」
「ああ……だ…。」
俺達が屋台の傍で休んでいる時、僅かだが聞き覚えのある声がした。
俺は立って、辺りを見渡すと声の主はすぐに分かった。
「おっ！？あれ片心と常闇じゃね！？」
瀬呂は指を差してそう叫ぶと小走りで二人の元に駆け寄った。
「範太くん、目蔵くん。」
「やはり二人もはぐれていたのか。」
「おうよ！いつの間にかみーんないなくなっちまってた」
「確かにかっちゃん…っふ…は誰かに気を使わなさそうだけど…ふふ」
「どうしたんだ片心。含み笑いをして。」
「いや、思い出し笑い…ふふ」
片心は今、女子一人という状況下におかれているが、あまり気にしていないらしい。
『そうだ、二人とも。』
「どうしたの、目蔵くん」
『さっきたこ焼きを買ったんだが、余ったんだ。食べるか？』
実は、たこ焼きを買う前に焼きそばとわたあめを食ってしまった。流石に腹も膨れて、八つ入りだったたこ焼きは三つしか食えなかった。
「あ、いいの…？う〜ん…残しちゃったらごめん」
片心は元からあまり食べないのは知っていたので、とやかく言うつもりなど毛頭なかったが、礼儀正しいのか丁寧に謝ってくれた。…なんとも言えないな。
「じゃあ、俺もいただく」
二人は付いていた妻楊枝を使って、器用に食べ始めた。
「あ、ちゃんとたこ入ってるんだ。噂では入ってないっていうのが流行ってるらしいけど。」
「あ〜、たまに入ってないぜ？ケチってんのかねぇ」
『許すまじ屋台のおっちゃん』
「今日はどうしたんだ障子」
・・・・・・
「うん、美味しかった。ちゃんと食べれてよかった」
「屋台馬鹿にしてたな」
たこ焼きを食い終わった俺達がまったりしていたところに、
「Aちゃんたち見つけたー！！」
クラスの連中がやって来て、全員で回ることになった。
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真裏(プロフ) - 納豆さん» さんきゅー！！新作どっちも頑張ります（笑） (2017年10月9日 18時) (
レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - お疲れ様でした！新作頑張ってね(●´ω｀●) (2017年10月9日 9時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - フユキさん» カッコいいですよね！！私も曲を聞きながら絵を描いていると不思議と雰囲気が重なっていきます（笑） (2017年10月7日 12時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - フィクサー！！私も好きです！轟くん描きながら聴いてたら轟くんにゴスロリ着せてたっていう不思議体験しました！ (2017年10月7日 3時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 真裏さん» おお！楽しみにしています！ (2017年9月22日 21時) (レス) id: 821d451e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年8月18日 18時
