04:愛の宝石 ページ4
「…うっ」
「お、目が覚めたか?」
少女が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
ウサギのような男…ディスポが、少女の顔を覗き込んだ。
少女は少しビックリしたように、肩を震わせた。
「心配するな。君に危害を加える気はない」
トッポは再び、少女の額に手を当てた。
「ふむ、熱は下がったようだな」
「あ、あの…助けてくれて、ありがとうございました…Aと申します」
Aと名乗った少女は、深々とお辞儀した。
「あの…あなた方は、一体?」
「我々は宇宙の平和を守る正義、プライドトルーパーズだ。聞いた事ないか?」
「はい、すみません…」
「いや、それならいいんだ。とにかく、怪我がなくて良かった」
安堵の表情を浮かべ、トッポはAの頭を撫でた。
「ところで、お前何であいつらに追いかけられてたんだ?」
ディスポの問いに、Aは首に下げていた首飾りを見せた。
「多分、これを狙っていたのかと…」
首飾りには、真っ赤な宝石が付いていた。
「見た事のない鉱石だな…他の星のものか?」
すると、カーセラルが本を取り出して、ページと宝石を交互に見た。
「ひょっとすると、それは『ピュアストーン』じゃないか?」
「『ピュアストーン』?」
「惑星ホープにしか存在しないと言われている、幻の鉱石だ。噂じゃ、これを手に入れた者は
宇宙を支配する事が出来ると言われている」
「それで狙われていたのか…」
それを聞いたトッポは、少し考え込むと、
「A…といったかな?聞かせてもらえるかな。君の詳細を」
「はい…」
Aは三人に、自分の過去を語り始めた…。
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ショコラ - 続きが気になります!頑張ってください! (2019年3月30日 14時) (レス) id: 42e634d4fe (このIDを非表示/違反報告)
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