03:正義の人 ページ3
「はあ…はあ…」
暗い路地を、一人の少女が走っている。
その後を、数人の男が追いかけていく。
雨で湿った地面で、少女は転んでしまう。
「ふひひ、もう逃げられないぜ、お嬢ちゃん」
「大人しく俺達と来てもらおうか」
男達が、少女に手を掛けようとした時―――。
「そこまでだ!!卑劣な悪党共!!」
すると、赤いスーツを着た三人の男が立ちはだかった。
「くっ…!!誰だ、てめえら!!」
怯む男達の前で、三人組はポーズを構えた。
「自由の戦士、トッポ!!」
「音速の戦士、ディスポ!!」
「斬撃の戦士、カーセラル!!」
「「宇宙の平和を守護する光…我ら、プライドトルーパーズ!!」」
三人組…プライドトルーパーズは、男達をあっという間になぎ倒してしまった。
「怪我はないか?」
トッポと名乗った男が、少女に近付いた。
すると、少女は虚ろだった目を閉じて、気を失ってしまった。
少女を腕に抱き止め、トッポは少女の額に触れた。
「かなり熱が高いな…衰弱しきっている。本部に連れて帰るぞ」
少女を抱き上げると、プライドトルーパーズはその場から去った。
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ショコラ - 続きが気になります!頑張ってください! (2019年3月30日 14時) (レス) id: 42e634d4fe (このIDを非表示/違反報告)
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