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五話 ページ6
時は流れるのが早いものですぐに試験当日になった。
貴「いやぁ、落ちるかなー…まぁ落ちたら」
覚悟決めて死ぬか。
入試試験会場と書かれた看板を見つめる。
「あ、あの…」
貴「え」
なんと、知り合いも少ない俺に話しかけてきたのはいじめられっ子で有名な緑谷出久。
え、え、バレちゃったか。
緑「これ落ちましたよ」
緑谷が差し出したのは俺のバックに付いていたお守り。
俺には似合ってもないが唯一母が小さい頃にくれたもの。
まだ、俺に対して嫌悪が芽生えていない時。
貴「ああ…悪ぃ…」
緑「いいよ。同じ雄英志望同士頑張ろうね!」
うぜぇ。
貴「馴れ馴れしく話しかけんなよ」
緑「え……ご…ごめん」
俺はそう言うと緑谷に背を向けて歩き始めた。
貴「弱い奴は俺だけでいいんだよ」
.
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作者名：メテオ | 作成日時：2017年9月30日 0時
