【d!】平和な世界で永遠の嘘を Ⅰ (ページ29)

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？「あっ、お兄ちゃんおかえりー」

zm「ただいま」
？「えっ、もしかして隣の人っ‥!!」
『僕ですか？はじめまして妹様、赤澤Aと申します』
？「きゃー!♡本物に会えちゃった!!♡♡」

なんとも喜怒哀楽が激しい妹で‥
これが普通の反応か？そう思いながらサインをお願いされるので書く。

『えっと‥名前は？』

リ「鈴です!!鳥井鈴(とりいりん)!!!漢字は鈴(すず)です!!」
『ありがとうございます‥はい、どうぞ』
リ「わぁー!!♡ほんとファンですっ!!!」
『ふふ、ありがとうございます』

ゾムにそっくりなところがあるな‥
流石兄妹、俺はリビングへ上げられてお茶を出される。

zm「お前ってそんなに気ぃ利くっけ」
リ「五月蝿い!!A様の前だよ？当たり前じゃん!!!」

俺はそう騒ぐ妹の髪に手を添える
先程からずっと気になっていた髪に付いた埃を取って微笑んだ。

『取れた取れた‥あっ、それと僕のことはAって呼んでいいですよ？鳥井様…ゾム様の妹様に様付けされるのはなんだか嫌です』

リ「えっと‥A、さん…//」
『及第点ですがいつか呼び捨てで呼んで下さいね』
リ「じゃあ、私のことは鈴と!!」
『鈴？？』リ「最高っ!!!」

zm「狡い～俺のことも呼び捨てしてや」
『呼び捨てですか‥？』
zm「おん!家では呼び捨てしとるやん、人前でもそれやってや」
『‥良いですよ』

兄妹と雑談を少々して二階へ行く
ゾムの部屋へ行って持ってきた段ボールを組み立てて荷物を詰めていく。

zm「Aってモデルやってたんやな」

『他にも色々と仕事をな』
zm「へぇー‥ほんま凄いな」
『そうか？俺からすれば普通だが』
zm「それが凄いんよ‥って、夏フェスか…」

夏フェス？なんのことだ？？
俺はそう思いながら作業をしているとゾムにチラシを見せられた。

zm「妹の高校、夏休み前くらいに毎度夏フェスを開催するんやけど‥一緒に行かへん？」

『別に良いが‥行っていいのか？』
zm「誰でも来てええからな」
『そうか‥なら行ってみるか』

それから荷物を整理して詰める作業が再開した、手配してもらったトラックで他の荷物も運びゾムの引っ越しは完璧となった。

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