【d!】平和な世界で永遠の嘘を Ⅰ (ページ24)

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zm「_デート行こうや!!A!!!」
『‥はぁ？』

家で本を読んで寛いでいるとそう言われる
デート？行く時間が無駄じゃないのか？？それに怠いんだが‥

zm「駄目‥？」

『その顔やめろ‥』
zm「Aと一緒に出掛けたいねん‥」
『‥はぁ、さっさと支度しろ』
zm「!やった!!」

ゾムを相手していると調子狂う‥
俺は着替えて外へ出る、突然誘われたから正直何処行けば良いのかさっぱりなんだか…

『何処、行きたいんだ？』

zm「んー‥特になんも!!」
『それでよく誘ったな‥何処か行きたい所あるんだと思って変装したんだが？？』
zm「確かにいつもとまたちゃうよな」

茶髪のウィッグとかじゃなくまた別の変装
誰にも正体がバレたくない場合のやつで基本は大学の際の変装で出掛けるが‥ゾムといるところを見られて、俺の口調が変だと思われても困る。

だから、また違う変装したってのに‥

zm「灰色の髪に‥白色のカラコン？」

『嗚呼‥この姿は親族にもバレない』
zm「Aの家庭事情ややこしいもんな」
『そうだな‥父親にバレでもすれば、お前と関わることは絶対阻まれるだろうな』
zm「バレへんようにせなアカンな」

そんな会話をしながら俺はスマホで検索する
近くに猫カフェがあるようで一度そこに寄ってみることにした、混んでいなかったので二人で中に入る。

予約制とかじゃなくて良かった‥
父親が契約してるから買い物履歴や様々な履歴を父親は確認出来る、因みに検索履歴は毎度消している。

［にゃー］［にゃっ］

『‥癒されるな』
zm「流石動物好き‥何でもウェルカムか」
『基本はな‥変なものじゃなければ』
zm「早々おらんやろw 変な動物ってw」

猫を撫でてゾムと一緒に癒される
可愛いな‥そう思っていると他の客が来たようで、俺はそれで一気に不機嫌になった。

「きゃー♡猫ちゃん可愛い♡♡」
「そうだねでもボクは君の方が可愛いよ」
「格好いい♡昴(すばる)くん♡♡」

zm「‥知り合い？？」
『知り合いも何も‥《親族》だ』

(続く)

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