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ープロローグー ページ1

生物には等しく死が訪れると言う。
不死身の特性を持つと言われる生き物でさえ、一度は事実上の死を迎える。


つまり

死は平等に訪れる。


妖という、神という、
概念的な不確かな者達でさえも、
「死」は喰らい尽くす。


深夜、人の目を盗んだ森で狼が吠える。

そこは神狼ノ森(じんろうのもり)

(かつ)て「大神(おおかみ)」と呼ばれた獣の一族が治める森。

霊力を持つ狼と(あやかし)庇護(ひご)される獣達の住まう森。



狼の遠吠えが止まる。
吠え続けた喉の痛みと共に(あふ)れた伝令役の狼の涙を、彼の兄は舌で(すく)った。

「...お疲れ様。ありがとう、もう十分だ。森の全てはお前の言葉を聴いただろう」
「うぅ...っ...兄者(あにじゃ)ぁ、俺...おれ...」
「...疲れたろう、休むといい。家で枯れるまで泣け、今晩ばかりは(おさ)達もお許しになるだろうから。」

小さくなる弟の背を見送り、狼は見張り台へと登る。森を一望出来るそこからは、月が良く見える。美しい月を眺めながら、狼は弟を想った。

「...泣くのも無理はない。皆泣くだろうことだ。信じられんことだ

九十九様(つくもさま)が亡くなったとは。」

ー神狼ノ森ー→


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設定タグ:オリジナルストーリー , 妖怪 , 蒼伊語   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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蒼伊 語(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます!諸事情で遅れてはいますがコツコツと進めていきたいです(´∀`) (2018年6月24日 9時) (レス) id: da2bc95f22 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!これからも更新楽しみにしてます!! (2018年6月22日 22時) (レス) id: 82f123b2bb (このIDを非表示/違反報告)
蒼伊 語(プロフ) - コメントありがとうございます(´∀`)テスト期間だった為遅れていましたが更新再開致します (2018年6月10日 23時) (レス) id: da2bc95f22 (このIDを非表示/違反報告)
威神奈 望日 - おー!おもしろい!続きまだかな…?(キョロキョロ) (2018年6月10日 8時) (レス) id: 170f7a55c4 (このIDを非表示/違反報告)
ive kanoda - 続きが気になります!頑張ってください!(^p^)/ (2018年5月28日 19時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼伊 語 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oukoukabaka/  
作成日時:2013年2月23日 16時

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