検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:2,589 hit

Chapter5 ページ6

「あ、実はAさんは記憶喪失らしくて...」
「記憶喪失...?それは大変だね...」
そう思っている間に霜月さんが軽く自分について話してくれる
「おい、私語はつつしめ...今から朝の会を始めるぞ」
...まるで先生みたいなマスコットだな...
「さて、俺たちの姿を見て、察したこととは思うが...」
「これから皆さんには、『リアルデスゲーム』をしてもらいます!」
「ただし普通のデスゲームと異なり、お前らには本当のコロシアイをしてもらう」
「...え?殺し合い...?」
...そう宣言された言葉に、自分達は疑うことしかできなかった
「おっと、今回のオープニングは過激だね〜!ま、そういう演出は嫌いじゃないぜ」
「...ぐぅ」
「おい、お前らいい加減にしろ...俺は下らない遊びに付き合ってる暇はないんだ、さっさとここから出せ...今すぐ解放しないと訴えるぞ...」
どうやら周りも信じれてないらしい、呆れた表情を浮かべてる人ばかりであった
...自分としても勿論、早く帰りたいのだが...
「に、睨んでも駄目ですよ!全員参加がこの学園のルールなんですから!」
「どうやらお前らは今回のデスゲームを、ただの遊びだと思っているようだな」
そりゃあ当然だ、何せこの状況だ...どうせ何かたちの悪いドッキリだと思いたい
しかし、目の前のマスコットはまだ諦めてない様子で
「ならば、その考えが間違いだということを教えてやる、コイツの姿を見れば、それが分かるハズだ...」
「コイツ...?一体誰のこと?」
「それでは入っていただきましょう...オープン・ザ・ドア!」
そんな風にマスコットが扉に向かって言葉を放った時だった
ガラ、と音をたて扉が開くと共に、白髪の青年が入ってきたのだ
「ねえ...ここは一体何処なの...?...おや?キミたちは...」
「っ...!!」
「お、お前はまさか...」
「相田ユウヤ...?」
そう、誰かが恐らくその青年の名前であろうものを発した瞬間、周りの空気が緊張したのが分かった
「...?」
記憶の無い自分にとっては分からないが、きっとそれ程名の知れ渡った人なのだろう
「す、すごい...本物だ...マジ...?ヤバッ...」
...何故か1人だけ妙な反応をしているが
「でもどうして彼がここに...」
「裁判で『心神喪失』を理由に無罪になった後、精神病棟に入院してたはずじゃ...」

Chapter6→←Chapter4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:狼ゲーム , 新村コウ , 人狼学園   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Snow | 作成日時:2021年7月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。