【狼ゲーム】人狼学園 (ページ5)

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Chapter4 ページ5

それから十分後...
教室には見覚えのない12人が集まってきていた
「ねえねえ、これって一体どういうことなの？」
「私達気がついたらこの学校にいたんだけど...」
他の人達もどうやら同じような状況らしく、そう口々に話し始めた
「誰か、この状況を説明できるヤツはいねーのか？」
静寂...どうやらスピーカーで話していた人物はこの場にいないらしい
「ふむ...どうやら、全員が同じ状況らしいね」
「あ、もしかして...最近流行りの『リアルデスゲーム』なんじゃない？僕らを集めて、ゲームをさせるつもりなのかも...」
そう話したのは小さめの眼帯をした男の子だった
確かにこういうゲームや物語の展開はよくあるものだが、実際あるものだろうか...あってほしくはない
「ゲームだと...？俺はそんなものに応募した覚えはないぞ」
「んなもん、ワタシだってねーよ！いきなりこんなところに連れてきやがって...」
まずい、脱線し始めてる...止めなくては
「と、とにかく...『朝の会』とやらで、話を聞いてみましょう...」
二つ結びのオドオドした人がそう制してくれる
「そうだね...さっきの放送の人が、きっと説明してくれるハズ...」
そう別の人が話した時だった
「集まったようだな、お前ら...」
「どうもどうも！お待たせしました！」
「なっ...！お前らは...」
いきなりマスコットのような物が教卓から飛び出してきて、話し始めたのだ
「キミたちはまさか...ウルフとメリー？」
「マジかよ！本物を見たのは初めてだぜ...」
「ウルフとメリー...？」
もしかして知らないのは自分だけだろうか...そう思っていると、近くにいた虹色の髪の人が軽く説明してくれた
「え、キミ知らないの？リアルデスゲームではお馴染みの、有名なマスコットだよ！」
成程...だから見たことある人がいるのか