【狼ゲーム】人狼学園 (ページ4)

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Chapter3 ページ4

確かに自分も頭がぼんやりしている
きっと先程藍沢さんが言った通り、いきなりこんな場所に連れてこられて混乱してるせいだろう
「うん、僕もそう...どうやってここまで連れて来られたのかハッキリしなくて...ユキナリくんはどう？」
「う、うん...確か俺はいつも通り...」
そこまで彼が話した瞬間だった
突如、部屋の上部にあるスピーカーから、よくある学校のチャイムが部屋に鳴り響く
「うわ！な、なんだ...？」
「チャイム...？」
状況も状況だからか、何処か不気味さのあるチャイムに余計困惑してしまう
一旦落ち着かないと、そう思った時だった
「生徒諸君...全員目覚めたようだな」
ガガ、とマイクのスイッチが入るような音と共に流れる低めの声
...男性の声だろうか
「それではこれより、最初の『朝の会』を始める、生徒全員“1-1”に集まるように...」
そう言い終わると、今度はマイクを切る音が鳴り響く
...突然の事に余計混乱したか、自分達の間には微妙な空気の静寂が流れる
「えと、多分ここのことだね...さっき表札で見たから」
はじめにその空気を破ったのは藍沢くんだった
「それよりも、生徒全員ってことは、僕達以外にも集められた人がいるってことなのか...？」
...今は情報が少なすぎる
自分達は取り敢えず、他の生徒やらを待つことにした