【狼ゲーム】人狼学園 (ページ12)

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Chapter11 ページ12

「っるせぇ！」
突然の怒鳴り声に肩をびくりと震わせる
この声は確か赤村ショウマさんだっただろうか？声の聞こえた方をコッソリ見ると赤村さんの後ろ姿の向こうに相田ユウヤがいるのが見えた
「俺は関わりたくねーんだよ！猟奇殺人犯なクラスメイトと！」
「...認めるんだね、いじめてた事も」
...赤村さんと相田ユウヤには接点があった...というより話を聞いてる感じ、昔赤村さんは相田ユウヤをいじめていたということだろうか
「...まあまた気が変わったら遊んでね、ショウマくん」
どうやら相田ユウヤは彼との対話を諦めたらしい、自分と反対側の方へ歩き去っていった
どうやら、それでも不機嫌らしい赤村さんは見てても怒りが伝わってくるほどイライラしていた
「ッチ...あの野郎......？っ誰だ！そこに居るやつは！！」
「...！」
物音は立てて無いはず...なのに気づかれたのか？
まあ盗み聞きしたのも事実、しっかり謝れば許してくれるだろ...
「おい、出てこいよ...聞いてたんだろ？」
...許してくれなさそうな気がしてきた
どうする逃げるか？でも明らかに気配がこっちに近づいてきている
「分かってたんぞ、そこに居るって......あれ、Aちゃん？！」
ヤバい、デスゲーム前に死ぬ...そう思ったのも束の間、思いの外拍子抜けした彼の声に少し安堵してしまう
...そういえば、この人女好きだとか言ってたな
「なんだAちゃんか...ごめんな、怖がらせただろ...」
「...はい、正直」
「...軽蔑しただろ、俺があっち側の人間だって知って...」
あっち側...いじめてたことだろうか
「...はい、いじめは良くないです」
「...でもよこれは自然なんだ、一人変人がいれば、それ以外が仲間意識を持つ...今だってあの殺人鬼と俺達って感じでな」
...相田ユウヤは殺人鬼だったのか