【狼ゲーム】人狼学園 (ページ11)

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Chapter10 ページ11

「ふう...」
結局の所探索の成果もまちまちで、自分達はもうデスゲームが始まるまで待つしかない状態にあった
でもそうなるということは、それまでは空き時間ができてしまうということ
特に娯楽も見つからない...どころか相手すらしてもらえない場合もある、どうやってこの隙間時間を埋めよう...そう考えていた時だった
「おっ！Aいたいた！」
後ろから声をかけてきたのは神木さん、そしてさらに後ろには小宮さん、ミサキさんと女性陣が集まっていた
「一体どうしましたか？」
「いや温泉があるって聞いてな！名前*も一緒に入るべきだと思ってよ！」
...なるほど、確かにここまでの探索で疲労もしてるし丁度いいかも知れない
断る理由などなかった
「行きましょう！」

数十分後
自分達は極楽状態であった
「あ〜やっぱ動いたあとの風呂は最高だな...」
「わ、わたしもこんなに動いたのは久々で疲れちゃいました...」
「ふふ、皆お疲れ様」
デスゲーム開始前なのにこんなだらけてしまっていいのだろうか...いや寧ろ何も起こってない今こそこうしてゆっくりすべきなのかもしれない
「...それにしても...」
「...？どうかしましたか小宮さん？」
ふと見ると小宮さんがこちらをじっと見てきているではないか、どうしたのか尋ねても沈黙状態だ
「...そういえば確かにA思ったよりあるよな..」
神木さんまでどうしたのだろうか
その正体を掴む為、視線を辿ってみる
............
「...そこまで大きくないですよ？」
「いや、なんていうか...服着てる時より大きく感じんだよな...」
「ああ、なんかそういうブラしてましたよね、なんだっけ...さらしだったよね」
「そうです」
さらしというのは、着物とかを着るときに巻くもののような物だ
何故そんな下着なのかは分からないが、動きやすいのも事実、案外気に入っていた
「はあ...もっとワタシも胸が大きかったら良かったんだけどなあ...」
「り、リツさんは小さくて可愛いので...」
「誰が小さいって？！」
「ちょ、リツさん落ち着いて...！」
「...はは」