07:銀月ちゃんとディスポさん ページ7
今日は朝から、銀月ちゃんが私を見てくる。
(…もしかしてディスポは、流川みたいなのがタイプなのかしら)
「な、何?銀月ちゃんに睨まれる覚えないんだけどな…」
「どうしたの?流川」
すると、今度は黄瀬ちゃんの方を見て…。
(これはないな…)
あ、すぐに顔背けた…。
「なんかそこはかとなく腹立つわ、こいつ」
黄瀬ちゃん、顔怖いよ。
「言っとくけど、流川…あなたも勝手にディスポに話し掛けたらセクハラだから」
「なんかもうむちゃくちゃだね、銀月ちゃん」
それくらいディスポさんの事好きなんだ?
「あ、ディスポさんならそんな事言ってる間に、女子が連れて行ったよ」
銀月ちゃんが見る先には…。
「それ何?ウサギ?」
「リスでしょ」
「カエルに見えるけど〜」
絵を掻いてるディスポさんがいて、それを見た瞬間、銀月ちゃんは机に突っ伏して悶絶していた。
(夫の色んな面、発見する時期だよね。分かる)
そして、放課後。
「ベルガモさん。もう見掛けてはいると思うけど、こっちは私のクラスメイトの銀月ちゃん。
それと銀月ちゃんの旦那さんのディスポさん。仲良くしてね」
「よろしくな」
「…」
数秒後…。
ガブッ
「痛ええええええええっ!?」
「ダメ〜!!その人、食料じゃないから!!」
耳を齧られて、ディスポさんの耳から血が出ていた。
すっごい、申し訳ないです。
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