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06:雨の日の優しさ ページ6

「あれ、雨…?ロッカーに置き傘あったかな?」


置き傘を使って、ベルガモさんと一緒に帰っていく。


(ベルガモさんと初めての相合傘…何だか照れちゃうな)


すると…。


「濡れるぞ、もっとそっちに傘寄せろ」


そう言って、ベルガモさんは私の方に傘を寄せてくれた。

自分の肩が塗れているのにも関わらずに…。

なんて優しいの…!?

感動した私は翌日…。


「うわ!!何それ!?」

「作ったの、ベルガモさん用の雨合羽」

「すごっ!!」


黄瀬ちゃんがシャンツァさんを抱っこして登場。


「雨の日はさあ、地面に降りれなくてシャンツァが不機嫌なのよ」


本当だ、なんかちょっとムスッとしてる。


「だったら、シャンツァさん用の合羽も作ろうか?ビニール余ってるし」

「マジで!!サンキュー、流川!!」


さっそく作ってあげると、シャンツァさんご機嫌になった。


「わあ〜、似合ってる〜!!」


黄瀬ちゃんも喜んでて、良かった良かっ…―――。


ザプンッ


(あ…)


「うわああああああ!?シャンツァが水たまりに!!」


その日、シャンツァさんはまたハゲが増えたという…。

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作者名:ワルねこ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月20日 17時

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