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04：食事事情 ページ4
ある日、黄瀬ちゃんとシャンツァさんが家に遊びに来てくれた。
「あ、もしかしてご飯時だった？ごめんね〜？」
「いいよ」
居間に行くと、黄瀬ちゃんは目を丸くした。
「わあ、これ全部流川が作ったの！？すごい…でも、これベルガモさん食べるの？」
「いや、食べはしないんだけど…」
「だよね〜、だったら勿体無いし私が代わりに…」
黄瀬ちゃんが唐揚げを一口齧った瞬間、ベルガモさんが黄瀬ちゃんの頭を齧った。
しかも、私の時とは違ってマジ噛みで…。
「ちょっ！！ベルガモさんったら自分で食べないくせに、何で他人が食べるとキレるのよ！？」
「わ、分からないけど…それでも私が夕飯用意してあげると、なんだか嬉しそうで…
毎回甘噛みしてくれるから、用意するのやめられなくて…」
そう言っているうちに、またベルガモさんが甘噛みしてきた。
めちゃくちゃ幸せ…。
「そういえばシャンツァさんって、普段何食べてるの？」
「ん？なんかその辺の雑草とか？外来種っていうのかな〜、とにかく根っこが強そうで、
たくさん生えてそうなやつね。そのせいで生態系？っていうやつが本来の姿とかいうのに
戻るみたいで、今まで見た事無いような小さな花がたくさん咲いてたりするの」
へえ〜、なんかすごい…。
「じゃあシャンツァさん。西洋タンポポとシロツメクサ、どっちが好き？」
「う〜…」
数十秒後、シャンツァさんに頭突きされた。
「あ、うちの夫はワケが分からなくなると突進してくるから気を付けてね」
…それ先に言って？
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