Ca《10》 ページ11
※
「Aはさ、俺のこと嫌い？」
キヨは、ずるい言い方をする。
私がキヨに甘いことを知ってるから。
キヨはいつもと変わらない笑みを浮かべて私の瞳を見つめる。
キヨの瞳を見つめるのは本当に苦手。
何を考えているのか、わからないから。
いつ捨てられるのか、わからないから。
「どういう理由なら、俺がオマエとこーゆコトするのに納得すんの？」
『、』
「お前が求めてる理由にしてやるよ？Aがそれを望んでんなら」
別に、納得を求めてるわけじゃない。
現に、キヨのことは嫌いじゃないし、むしろ好きな部類に入る。
最俺のメンバーとバカをするのが好きだ。
でもたまに、私がこのメンバーの一員ヅラしているのがおかしい、って思うときがあるの。
こーすけも、フジも、ヒラも何も言わない。
もちろん、キヨも。
『私は、この形がベストだと思ってる。私とキヨはこの関係が一番』
私は、キヨの唇にかぶりつく。
昨日の夜、キヨにされたみたいにキヨの唇を噛めば血を吸う。
キヨは少し驚いた顔をすれば、満足そうに私のキスを受け入れた。
キヨが何を考えているのか分からない。
考えるだけ無駄かもしれない。
『ねぇ、キヨ。リップとヨーグルトを買ってくれる約束は？』
「ぁ、忘れてた。」
ベットの中で、私達はお互いを温めあいながら何時も通りの会話を交わす。
おもむろに、キヨが起き上がればスマートフォンで時計を見る。
キヨの背中には、引っかき傷。
もちろん、私の。
『背中、跡になっちゃいそう』
「ん、？あぁ。A、俺にしがみ付いて離れなかったもんな」
キヨの背中の引っかき傷に触れれば、昨晩のことが鮮明に思い出される。
離れなかったのはどっちだよ。
心の中で悪態を吐けば、渋々私も起き上がる。
やはり、まだ寒く鳥肌が私の体を覆う。
「Aに言い忘れてたんだけどさ。」
『うん。』
「今日、9時半からここで動画撮る」
『早く言え、馬鹿』
※
これ、ライン風会話っていう機能あったんだ……
流石に今更直せないので、次回作は使っていこう……
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シヨ子(プロフ) - きなこもちさん» コメントありがとうございます！ ほほほんとですか？！お粗末な伏線だったため意味わからないところもあったと思います…（ ; ; ） 応援ありがとうございました！ (2018年2月7日 21時) (
レス) id: 01ab4c7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
シヨ子(プロフ) - hhi_nana07さん» ありがとうございます！ ちょっとラーヒーさんには辛い思いさせすぎたので自作は幸福にしてあげたい…！と勝手に思ってます← 応援ありがとうございました！ (2018年2月7日 21時) (レス) id: 01ab4c7fe3 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！伏線の張り方がなかなか好きです; ; 次回作や続編期待してます！！本当に面白かったです！！！ (2018年2月7日 17時) (レス) id: fa96768ac6 (このIDを非表示/違反報告)
hhi_nana07(プロフ) - ラーヒーさんのきすの連続で発狂しまして、キヨ落ちだと分かっていながらも「わーー！！ヒラと付き合わせてくれ！！！」と叫んだヒラファンはここです。最高すぎる作品です好きです (2018年2月7日 1時) (レス) id: 9eef147025 (このIDを非表示/違反報告)
ポチオ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この小説に巡りあえて幸せです！次回作や、続編なども、楽しみにしています！ (2018年2月6日 19時) (レス) id: 8222097381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヨ子 | 作成日時：2018年1月29日 13時
