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「…マジ、何ここ…」
草川拓弥に連れてこられたのは何処かの廃墟になった工場みたいなとこ。
大丈夫?私ここで暴力受けたりしない?
「たまり場?」
は?陰キャの?陰キャにたまり場なんてあんの?陰キャって速攻家帰って勉強して風呂はいって寝てるようなやつじゃないの?
てか草川拓弥って陰キャのたまり場に連れてきて私と落とせるとでも!?はっはっ、甘いな、陰キャなんかに落ちねぇよばーーーーか!!
.
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「よぉ」
草川拓弥が投げかけた言葉に何人か反応した。
暗くてどれだけ人がいるのかよく見えない。
「待って拓弥彼女?!」
そう言ってこっちに走ってきたのは髪の毛が真っ赤でなんとも可愛い男の人。
「ばーか違ぇよこんなクソ女」
「はぁ?誰がクソ女だよクズ川!!」
.
.
………ってか何ここ。
中に進むと明るくなってよく見えるようになった。
.
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…ヤンキーのたまり場じゃん。
皆髪色が派手で学ランを着崩して煙草吸ってたりピアス開けてたり…
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「……な、なんなの!?」
「だからたまり場だってば」
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作者名:りの | 作成日時:2018年12月23日 21時