charm boy (ページ25)

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「それからは会ってないんだよね～」

話し終わると佑亮は少し俯く。

「違うじゃん！皆会いに来てくれなかったの～」

「だって行きずらかったし？」

「でもー、元気になってよかった。」

香穂さんって、凄く愛されてたんだなぁ。
そんな彼女には叶うはずが無いと思って明日からはここに来るのはやめようと思った。
まぁ、結構楽しかったから嫌な気もするけど、それもつかの間。

１ヶ月もしたらさっぱり忘れて草川とも普通に戻れてるって。

「ねぇ？Aちゃんは？私もっと知りたいなぁ」

目を輝かせて私の方を見る。

「わ、私…ですか？そんな大した話もないし…」

「いやいや！ここに女の子が居るのは珍しいことだからね！？」

「拓弥が連れてきたんだよ」

「え、拓弥が！？彼女なの？」

「だから違ぇよ阿呆」

草川は、多分香穂さんが好き。
ずっと前からそうだったんだろう。わかり易。

「あの～、折角なので皆で楽しんでください。私用事あるので帰りますね！」

できるだけ明るく言って帰った。

なんか、その場に居たくなかったっていうか、居ずらかったのかな。