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4-2 ページ19

「っ … 香穂 …?」









薄暗い闇の中に突然現れた小柄な女性は静かだったその場所を騒然とさせる。

1番最初に立ち上がってその女性の名前を呼んだのは草川だった。









「 … 久しぶり」









きゅっと口角を上げて白い歯を見せる。
一斉に皆が彼女に駆け寄った。

「香穂…!」

「怪我は?大丈夫か?」

「元気になったんだ …良かった」


一言で表すと可愛らしい彼女を囲んで話すその輪の中に入るのは無理だった。お前の居場所にはここには無い。そう言われているようで胸が痛くなって、居た堪れなかった。









「…あれ、その子は?」






みんなの視線が一気に私に集まるといつもより1層ニコニコした佑亮が言った。


「Aだよ!友達!」



香穂と呼ばれていた彼女は優しく微笑んで私に駆け寄る。



「香穂です。宜しくね!」

「Aです。こちらこそ」

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作者名:りの | 作成日時:2018年12月23日 21時

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