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次に俺が目を開けた時、世界は全てが正常になっていた。気絶するように床に寝ていたことに気が付き、ぼんやりと顔を上げると、そこにはAちゃんがいた。
「だいせんせい」
しゃがみ込んで、僕の顔をじっと見る。
何もおかしくない。何も変わっていない。いつも通り、Aちゃんはいつも通り、ここにいる。ここに存在していて、僕に見えて、僕に聞こえて、彼女は、いる。
「おはよう」
今日もAちゃんは僕に声をかけた。それは何も違わない日常の一コマなのだ。

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作者名：桜瀬真夢 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2022年4月7日 3時

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