配信と恋愛と【じぇい】

第三十九話　××side ページ43

れれいside


ありがたいことにじぇいさんからAと一緒にいることをお願いされるなんて嬉しすぎるじゃん


いつもはじぇいさんに隠れて話したりしないといけないのにお願いなんてもちろんいいに決まっている

Aちゃんとの仲を疑われたりしているので自分に声がかかることなんてないと思っていたから余計にうれしい





Aちゃんの家に着くと丁重にもてなされたがまだいろいろ準備が整っていないということで少しだけお手伝いをした


何とか準備を終えてのんびり過ごしているとAちゃんがあからさまに顔色を悪くした


「どうしたんですか？」

と端末をのぞき込んでみるとたくさんじぇいさんからの通知が来ていた



大丈夫ですよと言いながら通知を切ってこちらに微笑んできたので特に心配せずに会話を続けていた




配信の時間になってコメント欄を見るとやはり僕とAちゃんのことが書かれていて僕的にはとてもうれしかった


するとAちゃんが少し考えてから



『れれいさんはお友達ですよ？なんもわかんない時からいろいろ教えてくれて優しくて、じぇいさんだけは私も最初から普通に好きだなあみたいのは正直最初からあったかなあ』



といったのだ


なんて？なんて言った？僕があんなにずっとそばにいたのに僕のことはそういう目で見てない？



珍しくイライラしてしまって表情に出てしまっていたのか彼女はとても心配そうな顔でこちらを見ていた


笑顔を作ったけどちゃんと笑えていただろうか






この一言で萎えたかって？


もちろんその逆





ハンター専の狩猟本能に火が付いたといっても過言ではない

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