思い1 ページ3
サヒィside
俺は大事な人をなくして一人になった
サ(また新しい主人を見つけないとなぁ)
そう思っていたら女の子の泣く声が聞こえてきた
何事かと思い俺は鳴き声の聞こえるほうに足を進めた
しばらくして公園のほうに行くと女子が一人で泣いていた
サ「どうしたんすか」
貴「家族みんな知らない人にコろされちゃったの」
そう言いながらその子はまた涙を流し始めた
見るからにまだ十歳くらいの女の子だった
俺はその女の子を見て俺に似ていると思った
だって大事な人を失ったのだから・・・
サ「俺も大事な人を失ったんだ」
俺はなぜかそんなことを口にしていた
貴「お兄ちゃんもなの?」
俺がそんなこと言ったら女の子は顔をあげて俺の方を見ていた
その時俺はこの子を助けたいと思った
サ「俺も大事な人を失った。だから、一緒に暮さないすっか」
俺もその悲しみを知っているから
その孤独さを知っていたから、この子に手を差し伸べた
サ「俺の名前はサヒィ。君の名前は」
俺が聞くとその子は弱弱しく「A」と言った
サ「Aすっか。一緒に暮さないすっか。」
サ「俺がAの家族の代わりになるから」
そう言って俺はAに手を差し伸べた
Aは最初は戸惑っていたけど、しばらくして俺の手をつかんだ
これが俺とAが出逢った物語
そして俺がAを守ろうと思った瞬間
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作者名:碧海 | 作成日時:2016年12月3日 15時