Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ8)

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Unconscious ページ8

hk「いや、現場にいるのは当たり前だろ。
　

だって爆弾仕掛けてるんだからさ」

tk「あの信者の話では祈祷の時間を遅らせたって言ってたよね？

その時のメッセージを見せてもらったんだけど…そのメッセージを送ったのは刺殺された人。

ということはその人は時間通り行ったら犯人とばったり出会った。

犯人は自分の顔が見られたことを恐れて刺殺。

死因を隠すために時間を遅らせ、ドカンかな？」

hk「え、じゃあ…」

tk「憶測かもしれないけど…Narrの文字の近くにあった遺体に目が行ったのかもしれないね」

yb「…利き手は？」

俺は高木に聞く

tk「利き手？」

yb「多少なりとも右利きと左利きで刺し傷の違いが出る。

例えば…左手で刺したら」

俺は高木の腹にペンを立てる

yb「逆に右手で刺したら」

そして右手に持ち替えて刺す

hk「本当だ…若干だけど違うね」

tk「聞かれると思って調べてあるよ。

刺した人は左利きだって」

hk「死亡時刻に違いは？」

tk「流石にそこまではわかんないって。

損傷が激しくて刺殺もやっとわかった感じだからさ」

いや…

yb「左利きと分かっただけでありがたい。

そこから何か絞れるかもしれないからな」

in「スプレー見つけたよ」

そこに伊野尾が入ってきた

in「壁に書かれていた文字の成分の分析して使ったと思われるスプレーを見つけられた。

…だからといって何か進展があったわけじゃないけどね」