Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ7)

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Unconscious ページ7

yb「…ふぅ」
　

ズキズキと痛む頭を押さえる

現場に出られない代わりに全ての発端である【白蛇】について調べている

これさえわかれば…何か変わるっていうわけじゃないけど俺の中のモヤモヤも消えるだろう

hk「おら、お疲れ」

yb「ありがとう」

光がコーヒーを出してくれる

hk「あんま煮詰めるなよ。

血管切れるかもよ」

yb「もう勘弁だな。

…そういう光こそ、徹夜だろ？」

hk「信者殺しをどうにかしないとな。

ただでさえ上層部がめんどくさいことになってるんだから」

上層部…

上層部が隠した事件、【白蛇】

本当に巧妙に全てを消されていた

知念はさすがとしか言いようがないな

tk「お疲れ、信者、返したよ」

hk「お、サンキュー」

tk「そして心肺停止になっていた被害者はさっき死んだ」

…そうか

tk「死因は全身火傷。

今回の死者のほとんどの死因がそれだ」

yb「ほとんど…？」

tk「遺体を見た。

…明らかに違う死因の人がいた」

hk「え？」

tk「検死の人にも調べてもらった。

確かにやけどはひどかったけど、刺殺。

明らかに人為的に刺された人がいる」

ということは…

tk「犯人は現場にいたのかもしれない」