Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ44)

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Unconscious ページ44

事件の犯人は不明

　

新聞、ニュース、ラジオ、全てにそう書かれたいた

意外…すぐにわかるものだと思っていたのに

そこから俺は定期的に同じことを繰り返した

女性を狙って、殺して、何かを盗む

ある日から俺は【白蛇】と呼ばれ始めた

そしてそれを続けて数ヶ月

ボスに呼び出された

なんだろうと思って部屋に行くと

『もう抱えきれない』

と言われた

kt「…え？」

意味がわからないから聞き直した

ボスの話では今まで俺の起こしてきた事件で犯人がわからなかった理由はボスが匿ってくれていたから

だけど流石にやりすぎてもう匿うことができない

だから自首してくれ

kt「…何言ってるんですか？

そもそも俺が事件を起こすようになったのはボスのせいですよ」

『え？』

kt「あなたがまともに仕事をしないから事件起こすようになったんですよ？

なのにあなたが責任取らないなんておかしくないですか？

ねぇ？」

ウザい

殺したい

kt「前々から思ってたんです、あなたはボスに相応しくないって。

…この舞台から降りてもらいます」

俺はいつも携帯していたナイフを出して突き立てた

『ガッ…』

何度も突き刺す

kt「あなたはそのままにしておきます。

だって美しくないから」

その時、後ろから物音がした

振り返るとそこにはかつて見張りという名目でこの組織にいた警察だった