Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ32)

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Unconscious ページ32

1年以上前から…

yb「…詳しい話を聞きたい。

署に来てくれないか？」

cn『いいよ。

…なんて言うと思った？』

知念は駆け出す

tk「あ、待て!!」

yb「ナイフを持ったまま逃走してる!!

人質を取られないように、反撃されないように!!

いっ…」

追いかけた高木に指示を出したら頭が痛くなった

hk「薮、無理はするな。

追いかけるのは俺たちでやる、スマホの通話で指示をくれ」

光がソファに座らせてくれる

俺はスマホを取り出して全員との通話を繋げた

in『2階にはいないよ』

ar『3階にもいないみたい』

yb「入院している患者のところは…？」

tk『看護師に確認したけど来てないみたい』

一体どこに…？

hk『薮、お前も自分の身の安全を気にしながら連絡をくれ。

俺もエレベーターとかを探してみる』

yb「あぁ…頼む…」

頭痛がひどい

なんで急にひどくなったんだ？

cn『僕探してるの？

お疲れ様』

すると目の前にメモが出された

yb「知念…」

cn『悪いけどここで捕まるわけにはいかないんだ。

まだ…偽物はいるから』

hk「おい!!

薮から離れろ!!」

cn『見つかっちゃったみたい。

じゃ、またいつか会おうね』

知念はスマホを仕舞うと入り口に駆け出して行った

yb「ま…ぁぁ」

追いかけられない

hk「薮…おい薮!!」

光の声を遠く聞きながらソファから落ちた