Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ17)

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Unconscious ページ17

後ろから殺気を感じ、咄嗟に見る
　

kt「…どうしたの？」

そこには圭人がキョトンとした顔で立っていた

yb「びっくりした…」

…いや

yb「いつからそこにいた⁉︎」

kt「いつからって…光くんが出て行ったあたりで入ってきたけどな」

全然気が付かなかった

yb「…で、用事は？」

kt「特にないよ」

yb「…ちょうどよかった。

こっちにはあるんだよ、まぁ座れ」

圭人は前にあるソファに座る

kt「どうしたの？」

yb「いや、大ちゃんに伝言頼んでただろ？

その件についてだ」

圭人は微笑む

kt「そのままの意味だよ。

【白蛇】について調べるのはお勧めしない。

薮ちゃんが残酷な最期を迎えたくなければね？」

残酷な最期…

yb「あれかな？

爆破されて腕にNarrと刻まれるのかな？」

kt「さぁね？」

…嘘はついてなさそう

yb「圭人は【ズィーベン】事件の犯人知ってるのか？」

kt「知ってたら教えて欲しい？」

…相変わらずの態度で

yb「いや、鎌をかけてみただけだ。

知ってても教えてもらうつもりはない」

kt「だろうね。

ま、忠告はしたからね」

圭人は立ち上がる

yb「…あぁ、聞きたいことが1つだけあったわ」

帰ろうとする圭人に声をかける

yb「山田と裕翔の目には俺たちには見えてない何かが見えていたのか？」