Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ2)

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Unconscious ページ2

疲れた…

僕はソファに寝転ぶ

今日も大変だったな…

【ズィーベン】信者を殺しているのが僕、知念侑李

理由は何も知らない一般人が涼介と裕翔の真似をするだなんて許せないから

あと…僕だけ汚れていないなんて嫌だ

2人は僕のために汚れてくれた

だったら僕は、2人のために汚れる

2人のお墓とかは無い

僕がいらないって言ったから

その代わり、骨は貰った

一部を粉末にしてペンダントにして持ち歩いてる

そしてもうひとつずつ遺してくれたものがある

涼介はいつも使ってたカッパ

裕翔は最期涼介と自分を撃った拳銃

拳銃は警察に押収されたけど圭人が引きもらったことを知って、無理を承知でもらった

これしか僕には…遺されてないから

ソファに寝転がったまま、時計を見る

…そろそろかな？

ar「知念〜？」

大ちゃんが来た

僕は扉を開ける

ar「お、今日も元気そうだな」
『…特に異常なし、と』

僕は頷いてメモを見せた

cn『元気だよ。

毎日、ありがとうね』

ar「そんなことねぇよ」
『裕翔の…最期の願いだからな』

そうなんだ…

cn『大ちゃん、お茶飲まない？』

ar「あぁ…そうだな。

お邪魔してもいいか？」

大ちゃんがそう言って中に入ろうとすると遠くから爆発音が聞こえた

…時間通り