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『えっ........』
「私も移動したくなかったんだけど....
ほら、私って....お世話係みたいな
タレントの卵を育てる....役割で」
この時私は頭が真っ白になった
こんな大変な時に椋木さんが私の担当から外れるらしい
ちょうど事務所のマネージャーが変わる時期でもあった
でも私はずっと椋木さんで
ドラマの事もあって心底落ち込む
『....大丈夫、また飲みましょ
........来週の土曜日?
うんっ大丈夫っす
あ、今呼ばれたんでまたかけ直します
はーい、じゃあまた』
....本当に本当にこれからどうしよう
.
私はこの日夜に事務所に呼ばれて急いで行った
『こっこれ全部私に?』
「はい。ちょっと前から届いていたんですけど」
そう、私の目の前にはたっくさんのファンレター
悲しさも吹き飛ぶほどたくさんあった
私はそれ全部家に持ち帰って読むことにした
「可愛いです」
「演技が大好きです」
「応援してます」
すごい........私ブロクもなんにもやってなかったから視聴者の声を全くではないけど聞けてなくて
でも中にはね
「カミセン狙ってるようにしか見えません」
「何でそんなに仕事が同じになるんですか?」
ほんの数枚だったけどね
私が仕事決めてるわけじゃないのに....
でもファンからの応援はとても元気になる
よし、明日休みだし飲むか
そう思って冷蔵庫からビール出してテレビをつけた
そしたら若山魁斗が出てたんだ
見たくもないその日はチャンネルを変えた
.
准「ほらっ思った通り」
健「今のAちゃん?」
剛「ひっでぇ」
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作者名:キムラ | 作成日時:2014年7月29日 22時