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准「剛くんなんて言ってた?」









健「ご飯食べてAちゃんの家まで送って行くところだってさ。」









准「ふーん」









健「俺もそろそろ帰ろうかな」









准「ああ、気をつけてな?」









健「うん、ありがとね。じゃあ」









准「うん、また」









ガチャン









....








ご飯かぁ








好きなのかな









こんなこと思うとまた胸がしめつけられる









今日のキスが演技じゃなかったら....







俺も安心出来る....









何言ってんだ









風呂はいろ。









.









「Aちゃーん。」









『椋木さん?笑 ちゃん付なんて珍しい』









「あんたさ何なの意外と学生の頃モテてたとか?なに。モテる技とか使いまくってんの?」









『なっなんの話ですか』









「昨日森田剛くんとお買い物デート?したのー?」








椋木さんが不気味な笑みで私に問う








私は感が当たっちゃうからすぐ分かった








『....ごめんなさいいつ載るんですか』









「明日。ほんとに仕事に支障出さないでよー?」









『....ごめんなさい』









「社長は喜んでると思うけどうちの社長父親のあとついでまだ若いから甘いのよ....

もしあんたバラエティーとか出て意地悪な芸人からいじられたらスルーだよ?分かった?」









『バラエティー出ませんもん....トーク力もないし....』









「また落ち込む。ほらほら仕事仕事。」









『....はーい』









.








カメラマン「良いですねーもっと可愛く!」









....可愛く?





どうしよう







今のところ棒立ちだ....









えっと....






えっとえっと....









カメラマン「手とか腰にあててみようか!」









言われた通りにしてみた







「ちょっ笑」









誰だ笑ったの








「両手あてたらなんか....お前最高笑」









........森田剛だ









剛「片方だけ!片方だけ!笑」









『........こう?』









剛「顔!笑えって」









カシャッ









カメラマン「おおっいいねぇかわいーよー」









剛「かわいーよー笑」









だからだから!可愛いはダメだって









ふざけてるし....





ほんと私って演技にしかできないなぁ....

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作者名:キムラ | 作成日時:2014年7月29日 22時

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