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第四章〜亡霊の幼姫〜六十三の刻 ページ18

李「えいっ!やぁっ!とうっ!」シュッシュッシュッ

顎、脇、腹を狙った拳の三連撃を放つ李

「攻撃の隙が大きすぎる。隙を減らさなけりゃあ・・・」トンッ

その三連撃を軽々と避け、後ろに回り込んで李の背中を押すA

李「!あわわっ」よろっ

とっさのことなのでよろけてしまう李

何とか体制を整えAを見据える

「その隙をついて攻撃されるのは常識だ。

だが誰しも隙の無い行動なんてできやしない。

今度は俺が攻撃する。隙を大きく作るからそこへ叩き込もうとしてみろ」

李「はいっ!」

ゆっくりと構えて更に見据える

シュッ

早めの右拳が顔に近づいて来る

よく見るとさっきAが言っていた隙が脇腹辺りにできていた

李「(ここだ!)えいっ!」シュッ

懐に潜り込んですかさず拳を放つ

パシッ

だがその拳は脇腹に到達することはなく、

Aの左手に捕まれてしまった

李「え?」

「わざと隙を作ることによって相手を誘うのも戦法だ。

相手の攻撃を・・・」グイッ

いきなり捕まれていた腕を引っ張られてしまい

李「わっ!?」ふわっ

軽々と持ち上げられてしまい

「利用して倒してやれ」ぽふっ

Aの胸にぶつかったしまった。

「いきなり引っ張ってすまなかったな。怪我はないか?」

抱き留められたため怪我はなかった

李「おかげさまでありません・・・////

あっ!すっ、すいません!」バッ

「怪我が無いならいい。よし、今日はここま・・・」

ズキッ

「っ!」

〜なんてこと・・・父が愛した桜が――――――になってしまっただなんて・・・〜

〜この桜が散る終える前に、私はここで・・・〜

〜やめろっ!やめるんだ、―――ーーッ!〜

〜さようなら・・・Aさん・・・〜

―――ぅ

――しょぅ

師匠!

「!」

李「師匠?どうしました?」

「あ、ああ。何でもない・・・」

(さっき浮かんだ景色、かなり前の記憶のようだ・・・

大きな桜・・・冥界に似たようなものがあったな・・・)

李「そうですか?師匠もあまり御無理をなさらないでくださいね?」

「すまなかったな。・・・」

李「師匠?空なんか見上げてどうしました?」

「済まないが、しばらくの修行は博麗の所へいって来てくれ

少し用事ができた」

李「・・・わかりました。帰ってきた時に、

強くなったことを実感させれるようになっておきます!」

「くすっ・・・ああ、ガッカリさせないでくれよ?」

李「はい!」

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ハシビロコウさん(プロフ) - レイヤさん» お久しぶりでございます。元々鳥好きでギャップに弱い人なので、見た瞬間にココロをハントされちゃいまして・・・、影響力ぅ・・・ですかね。学校などによる様々な要因を何とか跳ね返しつつ、(この作品を)スッ…と更新してくれます(信頼)←byあやおねえさん← (2017年5月13日 20時) (レス) id: 15f5d09233 (このIDを非表示/違反報告)
レイヤ - 元ソイヤデス!! お久しぶりですな♪名前変えたんですね!文が好きなのも変わらないですねwwご不幸がなくて何よりです! これからも作品見させてもらいますので更新頑張ってください! 失礼しますた!ww (2017年4月24日 6時) (レス) id: 3f102566ec (このIDを非表示/違反報告)
レイサク梓(プロフ) - ハシビロコウさんさん» はい!大丈夫です!読みやすくてもう1人で文可愛いってしてましたもん! (2017年4月6日 22時) (レス) id: d366f4b931 (このIDを非表示/違反報告)
ハシビロコウさん(プロフ) - レイサク梓さん» こちらこそリクエストの文をありがとうございます!自分は男主作品ですが読みやすいですかね?ともかくお互いに頑張って行きましょう! (2017年4月6日 22時) (レス) id: 363cd78f07 (このIDを非表示/違反報告)
レイサク梓(プロフ) - 霊夢が可愛すぎる!これからも更新頑張ってください!それから、駄作ではありますが、ぜひ僕の作品も見て下さい! (2017年4月6日 19時) (レス) id: d366f4b931 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2016年4月25日 0時

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