Two's company (ページ48)

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ソファに座り、瞼を冷やす

これ、この間もしたやん、

ほんま、

弱虫で、泣き虫やなぁ…

紫「れーん」

紫耀くんが俺の名前を呼び、

俺の隣に座る

紫「また、自分、責めてただろ？」

俺の顔を覗き込みながらそう言う紫耀くん

…なんで、分かったん、？

紫「その顔は図星だな。廉は、ちっとも悪くないんだから、
　責める必要はない。むしろ、自分を慰めてあげてよ。

　廉は、自分を大切にすべき。

　自分で自分に、よく頑張ったね。って褒めることも大事。」

俺の頭を撫でながら、

優しい瞳で

優しい声で

優しい笑顔で

そう言ってくれた紫耀くん

自分を慰める…

そんなこと、したことなかった、

いっつも、自分を責めてばっかで、

俺は、今まで、自分は大切にすべきやない、

そう思っとった

せやけど、ほんまは、

大切にすべきやったんやな…

俺は、被害者、

俺は悪くない、

…なんか、加害者が、自分に言い聞かせる時の言葉

みたいやな、(苦笑)

でも、なんとなくやけど、

少し心が楽になれた気がしたで、紫耀くん。

紫「安心した？よし、廉、お風呂貸して？」

廉「あ、おん…。シャワーでええ…？」

紫「うん、全然おっけー！」

廉「後で、服置いとくな…？少し小さめやと思うけど…」

紫「えぇ！？まじで！？ありがとう！
　小さくても良いよ！全然！じゃあ、いってくるな！」

嬉しそうに笑い、

お風呂場へと向かった紫耀くん

服の用意せな、

２階に上がり、

俺の部屋の服のタンスから、

少し大き目の部屋着と、

俺がいつも着とる部屋着を持って

１階に降りる

脱衣所に紫耀くん用の大き目の部屋着を置き、

また、ソファに沈む

はぁ、はよ、目の腫れ収まらんかなぁ、

前から思っとったけど、

ずっと当てとくのは辛い

洗面台に行き、鏡を見る

まだまだ、全然やん…

赤く充血した目

ぱんぱんに膨れ上がってる瞼

この間みたいに、今回も結構時間かかるな、これ、

そんな大泣きを紫耀くんに抱き着きながらて…

迷惑やったやろうか、

ほんま、申し訳ないな、

なんて思いながら瞼を冷やし続けた