Two's company (ページ29)

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廉side

掃除時間が終わり、次の授業の準備をする

相変わらず雨の降る空

まるで、俺の心をそのまま映してるかのような…

少したって、紫耀くんが帰ってくる

昼休みは、ほんまお世話になったなぁ、

あんなに大泣きとか、

恥ずかしいわ、

1軍様相手に慰めてもらうとか…

迷惑掛けたやろうな、

なんて思いながら、顔を俯かせていると

いきなり、紫耀くんが俺の顎に指を添え、

俺の顎をクイッと上げて、

紫耀くんと目が合う様になる

紫「廉。もう大丈夫？」

少し心配したような瞳でそう問いかける紫耀くん

廉「あ、はい、大丈夫です、」

ほんまは顔を俯かせたい、

やけど、顎をとらえられて、紫耀くんと目を合さぜる負えない

紫「ほんと？それならいいけど…。いつでも頼っていいからね？」

俺の顎から手を離し、微笑みながら紫耀くんはそう言う

コクッと頷き、また外を眺める

紫耀くんは、少し微笑み、

友達の所へと駆けていった

いつになったら、目を見て話せるようになるんやろうか…

俺、めっちゃ失礼なことしとるよなぁ、

嫌われるかなぁ、

まぁ、俺みたいな最低人間、嫌われるのが普通なんやけどね…

雨と一緒に涙がこぼれそうになる

ぎりぎりで涙がながれるのを止めて

机に顔を伏せた