Two's company (ページ17)

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俺はそれから、いつものように過ごし

寝た

ぱちっ

目が覚め、体を起こす

外から聞こえる雨音

立ち上がり窓のカーテンを開ける

ザァザァと音を鳴らしながら

降る雨

今日は俺の好きな天気や、

暗くて、しっとりして、

俺の汚い心を浄化してくれるような気がして…。

俺はそんな雨が大好きや

朝食を作って食べて、

学校に行く準備をして、

そろそろ家を出る時間

家の扉を開け、鍵を閉め、

傘を差し、駅方面へと足を進める

傘に雨が当たって鳴る音

地面に雨が当たって鳴る音

車が水たまりの中を進んで出る音

灰色の雲

全部俺が好むもの

湿気で気持ち悪くなるのは嫌やけど、

俺は雨の降る日が大好きや

駅で、電車を待つ

駅には傘を持ってる人や、

濡れてしまったような人

色んな人が居った

いつも俺が乗っとる電車がやって来、

俺はその電車に乗る

すると、電車の乗り降りする扉付近に平野さんがおった

人がまぁまぁ居る中、平野さんは俺を見つけた途端

顔をハッとさせた

俺は平野さんの近くに寄り、

廉「おはよう、ございます」

紫「おはよ。もう回復したんだな、良かった！」

笑顔でそう言う平野さん

彼の周りにだけ明かりが灯っているんじゃないかと思うぐらい眩しい

彼がどれほど眩しく、明るい存在なのかは分かった

まだ会って3日やのにな

彼は

眩しくて、優しくて、暖かくて

俺は、そんな平野さんと友達になりたい、

信じたい、

そう思った