Two's company (ページ11)

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ぱちっ…

んっ、俺、いつの間にか、家について寝てたんや…

久々に夢を見た

しかもその夢は、思い出したくもない過去の夢

はぁ、ほんま最悪やわ

あんなの、夢でも見せんでもええ過去やん…

神様は意地悪や、

家だけでも、楽に居させてや…

ほんまは我慢なんてしたくなかった、

辛いって言いたかった、

苦しいって言いたかった、

夢に突き付けられた嫌な現実に、

涙が溢れた

涙が止まることなく流れていく

いつしか、呼吸が苦しくなるほどまで涙を流し続ける

自分にとってあの過去がどれほど俺の人生を狂わせたやろうか

考えただけで、思い出しただけで、

涙が溢れる毎日

ほんまは、今でも辛いってことは分かっとる

やけど、そんな気持ちは無視して、

自分を責めまくって、

そんなことしたら余計に苦しくなるっていうのは分かっとる

やけど、

あいつを責めたら、

悪口を言われる、避けられる、

今は遠く離れたあいつの行動を思い出して、

あいつを少しは責めることが出来ても、
完全には責めることが出来ない

やから、

自分を責めるしかできんのや

誰かを責めなくちゃ生きていけなくなってしまった俺

ほんま、最低やな…

自分を責めれば責めるほど、

あいつを思い出すと、過去の件を思い出すと、

涙がたくさん溢れてくる、

これで、毎日泣くのは何日目やろ、

誰か、俺を助けて…

そう思いながら、

泣き疲れた俺はまた眠りについた