Two's company (ページ43)

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そして、そのままぼーっとしとると

いつの間にか俺ん家に着いとった

紫耀くんは俺の手を優しく握りしめながら、

俺の家まで連れて行ってくれて…

紫「廉、家、上がらせて？話が聞きたい」

真剣な表情でそう尋ねる紫耀くん

…あかしくんのことやろうな、

ついに話す時が来たんか…

俺が最低なこと知られる時が来たな

紫耀くんは俺の本当を知ったら、

離れていってまうやろうか…？

もし、そうやとしたら、

今日で、お別れやな…

最悪な終わり方…

涙で前が滲んでいくのが分かる

せやけど、俺は覚悟の上で、

紫耀くんを家に入れることにした

紫「おじゃましまーす、」

暗く、静かな家

紫耀くん、驚くやろうな、

暗いとこ、嫌そうやしな、

紫「やっぱ、廉って暗いとこ好きなの？
　
　俺も好きだよ！暗いとこ大好き！」

暗くても、カーテンの隙間から入る陽射しで分かる

紫耀くんの眩しい笑顔

…紫耀くんも、暗いとこ好き、？

それなら良かった、

今までも、暗いとことかに付き合わせとったし、

嫌やったら、どうしようかと…

安心して、ほっと胸をなでおろす

リビングに行き、

さすがに、話すときに、真っ暗はあかんからと、

リビングのカーテンを開ける

カーテンを開けると同時に、

夕陽の強い日差しが、リビングを照らす

紫耀くんをソファに座らせ、

お茶を用意し、

俺も紫耀くんの隣に座り、

ふぅ…、と少し、息を吐き出し、

俺は紫耀くんに今まであったことを話し始めた