其ノ六 ページ7
おおう…ちょっと遅かった。
もしかしたら花くんが武器を出して源くんが元人殺しだってばらすかもしれないからはやめに行こうと思ったが、生憎私の場合変身に時間がかかる。
時すでに遅し、花くんはバレちゃったと言って源くんの首筋に包丁をあてていた。
私が居なくっても花くんひとりでなんとかなると思ったが、花くんを侮辱されちゃ仕方ない。
私が倒すか。
貴｢屋上のA様の掟。
ひとーつ。屋上で騒がない。
ふたーつ。屋上を汚さない。
みーっつ。私の大事な人を侮辱しない。｣
光｢…？なんだこの声…｣
貴｢この3つを守れない人はー…
塵になって消えるべし。｣
光｢っ！？｣
その瞬間私は後から刀を振り上げ源くんの目の前で振り下ろすのをやめた。
なぜなら…
光｢………｣
白目を向いて倒れたからだ。←
花子｢……やりすぎ。｣
八尋｢……凄い…七不思議っぽかった…｣
貴｢だって花くんの事悪く言ったんだもーん。許さないに決まってるでしょ？｣
花子｢親みたいだネ。｣
八尋｢子供の悪口言ったら殺そうとする親とか聞いたことないよ…｣
花子｢とりあえず、少年の退魔具には札を貼らせてもらうよ。危ないからネ！｣
花くんが札を貼り終わったので、源くんを起こす。
貴｢起きろー。さもなくば明日枕元でほたるいかが光って寝れない呪いかけるぞー。｣
花子｢何その地味にイヤな呪い。｣
八尋｢めちゃくちゃ嫌だとそれほど嫌じゃないの中間地点ね…｣
光｢……っは！お、おれっ…｣
貴｢お、起きた？｣
花子｢退魔具には使えないように札を貼っといたからネ！｣
光｢はぁ！？なんだとこのっ…！！｣
八尋｢ま、まあまあ…｣
このあとは二人を宥めて終わりましたとさ。
おまけ
花子｢Aって何でそんなに露出が多い服しか着ないノ？｣
貴｢だってキャラ的にこれでからかわないとダメじゃん？仕方ないさ。｣
花子｢からかわなくていいのに…｣
貴｢えー？私は花くんに意識してもらいたいからからかってるって言うのもあるんだけどなー。｣
花子｢っ……ほんとからかうの上手いね…
ソンケーするくらい。｣
貴｢えへへー。ありがとー！｣
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作者名：スポ隊下っ端??かるの?? | 作成日時：2018年11月15日 0時
