episode7.生還 ページ7
結局父は助かった。
それにしても驚いた。
父は一度4,5歳の頃死にかけていたらしい。
そしてそれは胃の病気だった。
つまりは約50年ぶりに再発したということ。
そして問題の原因だが
それは数日前に会社の健康診断を受けた際に
飲んだバリウムだった。
もちろん、苺を食べ過ぎたことも原因の一つ
らしいが。
父は言った。
「おんなじ病室の人にな、何の病気で入院してるんか聞かれたんや。それで腸閉塞ですって答えたらその人顔色を変えたんや。」
父は退院祝いのケーキを頬張りながら続けた。
「…その人の知り合いな、つい最近腸閉塞で亡くなったらしいんや。」
つまりはそういうことだ。
本当に死との隣り合わせの状態から父は
生還してきたということ。
生と死は隣り合わせだと実感した出来事だった。
そのおかげで僕は皆と゛同じように゛修学旅行に行くことができて本当に嬉しかった。
余談だか
真夜中に友達と騒ぎすぎてM先生に怒られたことは申し訳なかったと思っている。
本当にその時は楽しかった。
この直後、僕ら3年3組を襲う悲劇に
一体誰が気付いていたというのだろうか。
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
A - ゆうさん» 「だけど確かに前に、進んでいる」この文以降の1文1文が心に響きました。私は今、どちらかと言うと止まっている方だと思うので、とても励まされた気がしますw!……長文失礼致しました。これだけは作者の人に伝えたかったのでw (2014年8月8日 1時) (携帯から) (レス) id: c5a472413d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - Aさん» はい!ありがとうございます! (2014年8月8日 0時) (レス) id: 5b35e72707 (このIDを非表示/違反報告)
A - ゆうさん» 夜遅くにすみません…まさかコメントして返信がくると思ってなかったので嬉しかったですwwこれからも小説(と呼ぶのでしょうか?)、がんばって下さい! (2014年8月8日 0時) (携帯から) (レス) id: c5a472413d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - Aさん» コメント返せて無くてごめんなさい!全然大丈夫ですよ!気にしないで下さい。読んでくれてありがとうございます。 (2014年8月7日 21時) (レス) id: 5b35e72707 (このIDを非表示/違反報告)
A - すいません。色々と間違えました。初めてコメント(?)したので… (2014年8月7日 15時) (携帯から) (レス) id: c5a472413d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2014年2月23日 15時