双黒が任務するお話 ページ8
自分が書こうと思っていた話に、ミラさんのリクエストを足しました。
ミラさんありがとうございます!!
さしすたちは2年生、後輩にはちゃんとナナミンと灰原がいます。
× × × × × ×
夜蛾「お前達に任務を頼みたい。」
夜蛾は教壇に立つと、再び彼らにそう言った。
五条「はぁ?また俺らに依頼?」
頬杖をつきながら苦い顔をする五条。
硝子「なんか流れがデジャヴだね、ウケる。」
それに対して、ケラケラと笑う硝子。
太宰「同じこと言ってるよ夜蛾さん。」
やれやれといった感じで溜息をつく太宰。
夏油「あの時と違うのは中也が居ることくらいかな?」
笑いながら隣へ視線を流す夏油。
中也「相違点そこだけって可笑しくねェか?」
キョトンとした顔の中也。
一言発しただけなのに一瞬で騒がしくなった教室。
夜蛾「オマエらは黙って話を聞く、ができないのか?」
2年「「「「「無理でーす。」」」」」
夜蛾「………………。」
一つ物を言えば十返ってくる。
そんな言葉がぴったりな光景に、夜蛾は言葉を失う。
五条「んで?また大量に湧いた雑魚の討伐?俺らがソレやる必要ある?」
夜蛾「違う。今回の相手は…呪詛師だ。それも集団の。」
2年「「「「!」」」」
ヘラヘラしていた場の雰囲気が瞬時に固まる。
五条「…へぇ。んで?内容は?」
夜蛾「分かっているのは、"触れた相手の術式を奪い 他人に讓渡する"術式の持ち主を中心に組まれた組織、ということだ。拠点、規模は割れていない。」
中也「つまり言い換えれば、"元は術式も何も無い雑魚の集まり"ってことだろ?はッ、勿体付けて言うことかよ?」
神妙に話す夜蛾に、鼻で笑って返す中也。
太宰は、そんな中也に心の底からの溜息をついた。
太宰「はぁ…これだから脳筋はヤダね。事の重大さにまっっったく気付いてない。」
中也「あ"ァ?んだとオラ?」
一気に不穏な空気を作り出す一触即発の二人。
だが、周りの人間はいつもの事だと、もはや何も言わずに見守っている。
太宰「他人の術式を奪うんだよ?それで強力な術式…まぁ悟や傑がいい例だね。奪われてみなよ。世界が滅びるよ?僕は全然いいけど。」
中也「あ?奪われなきゃいいだろンなもん。」
何言ってんだコイツ、と言いたげな中也に、太宰は汚物を見るような目を向けた。
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雪姫 - それと太宰治の規格外で異常な頭の良さが初めてさしす組に知れ渡った時のお話もお願いします!沢山リクエストしてしまってすみません (2021年9月8日 11時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 初めまして。面白い作品ですね!リクエストなのですが...双黒が双黒と言われるようになった任務の話や夏油傑が違反していないみたいですからそのお話や映画の文ストの呪術廻戦ver.も書けたら書いて欲しいです!!これからも更新頑張ってくださいね (2021年9月8日 10時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 魔水さん» 魔水さんいつもありがとうございます…光栄です…この回が終わり次第頂いたリクエスト消化するんでそれも読んで貰えたら嬉しいです!! (2021年4月13日 16時) (レス) id: 971f9b714d (このIDを非表示/違反報告)
魔水(プロフ) - はぁ……やっぱり何回読んでも最高… (2021年4月13日 8時) (レス) id: 7488c2f673 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» こちらこそありがとうございました!それもいいですね!!影から見守って見つかって一緒に祓われましょうか() (2021年2月23日 9時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AHI | 作成日時:2021年2月14日 19時