文豪×呪術[2]

2年と先生の話[4] ページ4

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真希｢何やってんだアイツら。｣

四人が外へ出ると、狗巻と中也は向かい合って手を握っていた。

中也｢いくぞ、準備はいいか狗巻？｣

狗巻｢しゃけ！｣

中也｢あ、一寸遊んだら手合わせだぞ？｣

狗巻｢…しゃけ!!｣

中也｢何で言い淀んだよ手前。まァいい。…−重力操作−｣

二年｢｢｢!?｣｣｣

狗巻｢おっ、おかか!?｣

狗巻の足が地から離れる。

中也の術式、『汚れつちまつた悲しみに』は触れた対象の重力を操るもの。

狗巻一人を浮かせるのなんて朝飯前だった。

空中を彷徨う狗巻に、自身も空を飛んで体の保ち方を指導する中也。

中也｢おら、足は下。体の中心意識しろ？｣

狗巻｢しゃっ、しゃけ？｣

中也｢そうそう。いいじゃねェか。｣

狗巻｢高菜〜♪｣

元々運動神経のいい狗巻はコツを掴んだようで、すぐに空中を自由に動き始める。

そんな光景を下から眺める残りの四人。

真希｢…規格外パート2って感じだな。｣

太宰｢まぁ実質存在が規格外だからねぇ。｣

パン｢俺もやりたい。｣

乙骨｢ぼっ、僕も!!｣

真希｢はぁ!?｣

真希の隣で目を輝かせるパンダと乙骨。

それを見て苦笑する太宰。

太宰｢まぁ空を飛べるのは正直羨ましいよねぇ…ふぅ。…ちゅーやー!!こっちの三人もそっち行きたいって〜!!｣

中也｢あ〜？今行くから待ってろ〜｣

なんて、中也は太宰の呼び掛けに素直に応じ、スタッと地面に降り立った。

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…合計したら54話目。
他の作品入れたら100話超えるくせして未だ文字数と格闘中(え)

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