双黒が任務するお話[5] ページ12
× × × × × ×
次の日の朝、教室にて。
五条｢んで、あんなカッコつけて出てった割に行方不明かよ。｣
机に頬杖を着く五条からは、不機嫌さが溢れ出していた。
夏油｢悟…まぁ、作戦が共有されていないのは厄介だね。｣
硝子｢ホント、何してんだか。｣
さしすが盛り上がる中、1人黙ったままの中也。
あれだけ嫌っていても相棒。
自分達より思うところがあるんだろうと触れずに居たさしすだった。
が、
中也｢……彼奴が何も残さずに消える？…ンな訳ねェだろ。｣
夏油｢中也？｣
いきなりそう呟くと立ち上がる中也。
夏油の呼び掛けなんて聞こえていないかのように教室を探り出す。
五条｢何やってんの中也？オマエまでおかしくなった？｣
中也｢糞鯖と一緒にすんじゃねェぞ五条。｣
勢いよく振り返り中指を立てる中也。
普通の呼び掛けじゃ反応しないと分かった五条は、どうすれば中也が反応するか、完全にツボを押さえている。
五条｢んで、何。｣
中也｢…彼奴は他人の力奪わなきゃ自信も持てねェ雑魚どもにホイホイ拐かされるような奴じゃねェ。どっかに何か残してった筈だ。｣
硝子｢へぇ。わざとってこと？｣
中也｢あぁ。｣
硝子｢…根拠は？｣
試すようにニヤニヤした目線を向ける硝子に、中也は苦虫を噛み潰したような顔をすると言った。
中也｢………勘だ。｣
五条｢あぁ！相棒としてのってヤツか！さっすがぁ〜☆｣
会話は交わされていないものの、硝子と五条の連携嫌がらせに大きく舌打ちをする中也。
中也｢ｯチ!!それ言われるから言いたくなかったんだよ！あと相棒じゃねェ!!｣
夏油｢…友達だろう？w｣
中也｢手前ｯ…どっからどう見たらソレに見えるか知りてェよ!?｣
この場に自分の味方が居ないことを悟った中也は、再び教室を探索し始めた。
× × × × × ×
お気に入り登録100人越えありがとうございます！
文ストの小説(ストブリ)読んだ方居ます…？
私は読み始めるための心の準備に半日かかりました()
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪姫 - それと太宰治の規格外で異常な頭の良さが初めてさしす組に知れ渡った時のお話もお願いします！沢山リクエストしてしまってすみません (2021年9月8日 11時) (
レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 初めまして。面白い作品ですね！リクエストなのですが...双黒が双黒と言われるようになった任務の話や夏油傑が違反していないみたいですからそのお話や映画の文ストの呪術廻戦ver.も書けたら書いて欲しいです！！これからも更新頑張ってくださいね (2021年9月8日 10時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 魔水さん» 魔水さんいつもありがとうございます…光栄です…この回が終わり次第頂いたリクエスト消化するんでそれも読んで貰えたら嬉しいです！！ (2021年4月13日 16時) (レス) id: 971f9b714d (このIDを非表示/違反報告)
魔水(プロフ) - はぁ……やっぱり何回読んでも最高… (2021年4月13日 8時) (レス) id: 7488c2f673 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» こちらこそありがとうございました！それもいいですね!!影から見守って見つかって一緒に祓われましょうか() (2021年2月23日 9時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AHI | 作成日時：2021年2月14日 19時
