2年と先生の話[2] ページ2
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真希｢…悟と同じ匂い感じんの私だけか？｣
真希が太宰を見つめ呟くと、すぐさま共感の嵐が起きた。
パン｢いや、俺もだ。｣
狗巻｢しゃけ。｣
乙骨｢僕も一寸思った。｣
真希｢だろ？｣
そんな四人に対して、心底嫌そうに顔を歪める太宰。
太宰｢え、悟なんかと一緒にしないでくれるかな？｣
いや、そういうところが既に似てるんだよ、と心の中でハモった四人。
そんな時、廊下の方から近付いてくる騒がしい足音。
太宰｢うっげ、来たよ。だから態と違う場所教えたのに…｣
乙骨｢来た？｣
その足音は教室の前で止まったかと思うと、代わりに勢いよく扉が開いた。
｢手ン前糞太宰！何がグラウンド集合だよ!!教室じゃねェか!!｣
太宰｢君と一緒の空間に居る時間を減らすためだよ。そんなことも分からないのかい？｣
｢俺だって好きで居るわけじゃねェんだよ。一年越しにやっと手前から離れられたってのに、誰が好き好んで手前みてェな奴の傍に寄るか!!｣
入室してきたのは、黒い帽子に赤褐色の癖毛が印象的な小柄な男。
男は、四人を置いてきぼりにして太宰と口論を始める。
パン｢ってことは…｣
中也｢はぁ…中原中也だ。高専では主に体術を担当してる。｣
太宰｢癪だけど私の相棒さ。癪だけど。｣
中也｢態々繰り返して言うなや。俺だって好きで手前と組んでる訳じゃねェんだよ。｣
太宰｢はぁ？私が組んであ･げ･て･る･の。感謝して欲しいね。｣
中也｢そりゃコッチの台詞だ万年
二年｢｢｢｢……………。｣｣｣｣
曰く、敵組織を一度の襲撃で滅ぼした史上最悪のコンビ。
曰く、呪術界で最も恐れられるコンビ。
曰く、人智を超えた頭脳と、人ならざる力を持った二人。
そんな噂が作り出した双黒のイメージは、本人達を目の当たりにしたことによって崩れていった。
噂は信用ならない、百聞は一見にしかずの意味を知った二年生達であった。
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雪姫 - それと太宰治の規格外で異常な頭の良さが初めてさしす組に知れ渡った時のお話もお願いします！沢山リクエストしてしまってすみません (2021年9月8日 11時) (
レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 初めまして。面白い作品ですね！リクエストなのですが...双黒が双黒と言われるようになった任務の話や夏油傑が違反していないみたいですからそのお話や映画の文ストの呪術廻戦ver.も書けたら書いて欲しいです！！これからも更新頑張ってくださいね (2021年9月8日 10時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 魔水さん» 魔水さんいつもありがとうございます…光栄です…この回が終わり次第頂いたリクエスト消化するんでそれも読んで貰えたら嬉しいです！！ (2021年4月13日 16時) (レス) id: 971f9b714d (このIDを非表示/違反報告)
魔水(プロフ) - はぁ……やっぱり何回読んでも最高… (2021年4月13日 8時) (レス) id: 7488c2f673 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» こちらこそありがとうございました！それもいいですね!!影から見守って見つかって一緒に祓われましょうか() (2021年2月23日 9時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AHI | 作成日時：2021年2月14日 19時
