中也さんの話。[3] ページ19
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夜蛾「今回お前達に頼みたいのは、この山の調査だ。近年呪霊の目撃数が格段に上がっている。」
夜蛾が示したのは一見ただの山だ。
ただ、呪術師にとっては別物だ。
夏油「…先生、その山…」
夜蛾「あぁ。禅院家の領地だ。」
夏油が察した通り、その山は御三家の家の1つ、禅院家の本家近隣の山だった。
ただの山に呪霊が湧きまくっている事と、禅院の山に呪霊が湧きまくっている事とでは訳が違ってくる。
硝子「え〜?じゃあ禅院が祓えばいいじゃん。というか、私達が手を出す必要ある?」
夜蛾「その通りだ。…だか、その禅院が放置しているからこそ起きている問題だ。祓う力はある。なのに祓わないとなれば…」
夜蛾のセリフを、太宰と五条が同時に引き継ぐ。
太五「「祓えない理由がある、だろ?」」
夜蛾「ガッデム!!その通りだ!!」
夜蛾は勢いよく答えるが、それに答えるものは居なかった。
一瞬場が固まるが、夜蛾は何事も無かったかのようにひとつ咳払いをすると続けた。
夜蛾「つまりだな、その呪霊駆除を名目に、その山に何があるのか調べてこい。深追いはするな。危険なら戻れ。」
心配を含め言った夜蛾だが、その心配はかけた相手から突っ返された。
五条「え、先生それ俺たちに言ってる?」
夏油「ちょっと悟、いくら杞憂とはいえ、心配くらい素直に受け取ったらどうだい?」
太宰「その通りだよ。夜蛾さん個人で出した依頼だからね。僕達に何かあったら次期学長の話がぱぁになる。」
硝子「誰だって自分の身が惜しいんだよ。」
結局、捻くれ者4人にかけた心配は自らの保身のためだったと判断された。
夜蛾は舌打ちしたくなったが、今はこちらが依頼者だとぐっと堪える。
夜蛾「とにかく、頼んだぞお前ら。」
五条「だから誰に言ってんの、って。俺と傑で最強。プラス硝子の反転術式で怖いもの無し。さらにダメ押しの治で史上最強だよ。」
夏油「そうだね笑」
硝子「分かってんじゃん。」
太宰「嬉しいこと言ってくれるね。」
未だ緊張を含む夜蛾だったが、当人達がこの調子なのを見て馬鹿馬鹿しくなった。
夜蛾「それもそうだな。いい報告を待っている。」
笑って言ったものの、その笑顔は五条の一言によって飛んで行った。
鉄拳とともに。
五条「で、先生。依頼料いくr((ゴスッ
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禅院禅院言ってますが、真希先輩は全く関係ないです。
むしろ大好きです()
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あひ(プロフ) - 赤美恭さん» いえいえ、こちらとしては、読んで頂けるだけで土下座物なので…お気遣いありがとうございます。楽しんで書かせて頂きますね!! (2021年2月14日 16時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - こちらこそ有難う御座います。楽しみに待っておりますね!ゆっくりで大丈夫ですから健康に差し支えない程度に急がずで^^* (2021年2月14日 15時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» それからリクエスト頂き感謝します!!2年生ズと先生の出会い、それからパーティー編ですね、承知しました!!個人的に書くか悩んでいた所だったので、喜んで書かせて頂きます!!続編の方で書こうと思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。長々とすみません() (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!キャラクターの姿が想像できて楽しいなんて物凄い褒め言葉を頂きました…これからも作者の妄想に付き合って頂ければ幸いです。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - 無茶を承知の上でのリクエストのようなものですのでスルーして頂いても構いません。これからも応援しております (2021年2月13日 20時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AHI | 作成日時:2021年1月30日 23時