太宰さんの話。[2] ページ13
× × × × × ×
だが、2級だろうが1級だろうが、五条や夏油にとってはさほど問題なかった。
硝子「それだけじゃなくて…人。襲われてるよねアレ?」
五条「あ〜…よし、いけ傑。」
夏油「え、私?悟が行った方が早いだろ。」
五条「俺が祓うとなると、荷物下ろさなきゃじゃん。硝子も同じ。ってことでお前。」
指さされた夏油は、何か言いたげだが諦めたらしく、呪霊の方を見て自身の操る呪霊を放った。
呪霊『グギ…ユルサァなイ"ッッ、ギャッ』
不穏な声を残して、呪霊は夏油の手に黒い物体として収まった。
後に残ったのは、襲われていた人間。
安否を確認すべく駆け寄りながら、五条は訊ねた。
五条「…そいつも取り込むわけ?」
夏油「う〜ん…まぁいつか役に立つかもだしね。」
五条「あっそ。」
笑顔で言う夏油に対して、五条は不満顔だった。
それを無視して、硝子は倒れていた青年に話しかける。
硝子「おーい、大丈夫?生きてる?」
倒れていた青年は、白いシャツを纏っており、その下から覗く包帯が痛々しい。
だが対照的に、その顔は大分整っており、黒い蓬髪と相まってミステリアスさを醸し出していた。
その青年は、硝子の呼び掛けに体を起こすと、一言呟いた。
青年「チッ、また死ねなかった…」
この発言には、一同驚くしかない。
硝子「え、待って今何て言ったアンタ?」
五条「へぇ、助けられといてンなこと言うやつ初めて。」
夏油「助けたの悟じゃないけどね。」
そんな夏油の嫌味を無視して、五条はサングラスをずらして青年を見つめた後、言った。
五条「…コイツ呪力持ちだよ。しかも術式付与。」
夏油「へぇ、ってことは態と襲われてたってこと?」
硝子「物好きも居るもんだね。」
話題となっている太宰を無視して進む話。
座ったまま話を聞き流す太宰に、いきなり五条は話しかけた。
五条「オマエ名前は?何歳?」
× × × × × ×
ラッキーアイテム
喜久福
ラッキーキャラクター
太宰治
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» いえいえ、こちらとしては、読んで頂けるだけで土下座物なので…お気遣いありがとうございます。楽しんで書かせて頂きますね!! (2021年2月14日 16時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - こちらこそ有難う御座います。楽しみに待っておりますね!ゆっくりで大丈夫ですから健康に差し支えない程度に急がずで^^* (2021年2月14日 15時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» それからリクエスト頂き感謝します!!2年生ズと先生の出会い、それからパーティー編ですね、承知しました!!個人的に書くか悩んでいた所だったので、喜んで書かせて頂きます!!続編の方で書こうと思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。長々とすみません() (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!キャラクターの姿が想像できて楽しいなんて物凄い褒め言葉を頂きました…これからも作者の妄想に付き合って頂ければ幸いです。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - 無茶を承知の上でのリクエストのようなものですのでスルーして頂いても構いません。これからも応援しております (2021年2月13日 20時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AHI | 作成日時:2021年1月30日 23時