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太宰さんの話。 ページ12

× × × × × ×

これは、五条達さしす組が1年生になったばかりの初夏のこと。

硝子「よし、次あっち。」

夏油「…まだ行くのかい、硝子?」

そう言い、気だるげな顔をする夏油の両手には、既に結構な量の紙袋が下げられていた。

硝子「当たり前でしょ。何時ぶりの3人旅行だと思ってんの。」

硝子の言う通り、3人が揃って休みを取れることは久しぶりの事だった。

そのため、3人は自然に一緒に出かけることになり、買い物目的で横浜へ訪れていた。

夏油「荷物持ちの居る旅行、の間違いだろ?」

硝子「分かってんじゃん。」

五条「チッ、面倒臭ぇ。」

舌打ちをする五条の手にもまた、夏油と同じく荷物が溢れていた。

だが、夏油の荷物が殆ど硝子の物なのに対して、五条の荷物は自身の物が大半だった。

夏油「…悟のはほとんど自分のだろ?」

夏油の溜息混じりの呆れ声に、五条はサングラス越しに笑って言った。

五条「俺はオマエらとはルックスが違うからさ、着れる服の量が多いんだよ。似合うから。」

五条の煽りに、カチンとくる一同。

いくら日常茶飯事でも、頭にくるものはくるのである。

夏油「悟みたいな童顔にはそりゃそうだろうね。」

五条「そう言うオマエは、実は社会人かなんかだろ。羨ましがってんじゃねーよw」

夏油「その言葉そっくりそのまま返すよ悟。」

どこまでも煽り顔の五条に、笑顔の夏油。

それぞれ、違う笑みを浮かべながら見つめ合う2人の後頭部に、大量の紙袋がヒットした。

五夏「「痛ッ!?」」

硝子「こんな所まで来て喧嘩は止めてくれる?
…それより、あっち。」

硝子が指さした先にはビル街おなじみの人気のない路地。

さらに言えば、

夏油「…2級、って所かな?」

五条「何級だろうがただの雑魚だろ。」

そう、2級程度の呪霊が居た。

× × × × × ×

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あひ(プロフ) - 赤美恭さん» いえいえ、こちらとしては、読んで頂けるだけで土下座物なので…お気遣いありがとうございます。楽しんで書かせて頂きますね!! (2021年2月14日 16時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - こちらこそ有難う御座います。楽しみに待っておりますね!ゆっくりで大丈夫ですから健康に差し支えない程度に急がずで^^* (2021年2月14日 15時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» それからリクエスト頂き感謝します!!2年生ズと先生の出会い、それからパーティー編ですね、承知しました!!個人的に書くか悩んでいた所だったので、喜んで書かせて頂きます!!続編の方で書こうと思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。長々とすみません() (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!キャラクターの姿が想像できて楽しいなんて物凄い褒め言葉を頂きました…これからも作者の妄想に付き合って頂ければ幸いです。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - 無茶を承知の上でのリクエストのようなものですのでスルーして頂いても構いません。これからも応援しております (2021年2月13日 20時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AHI | 作成日時:2021年1月30日 23時

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