「俺が超能力なんて使えるわけ…」by疾風ディフェンダーさん ページ18
〜半田Side〜
「で、この中で超能力を使えるのは?」
「俺とAとてるみんと風丸と…アツヤ。」
「え?半田君?アツヤが能力持ってるなんて聞いたこと無い…」
「うん、アツヤには隠しとくように言っといたからね。」
「は?ちょ、半田、使えるって言われてもどうやんのかわかんねぇし!」※風丸
「俺らの見てたら思い出すと思うよ。」
じゃあ最初は俺ね、と呟いてポケットからコインを出す。
「たぶん早すぎて見えないから目ぇ凝らしてなよ!」
ピン、とコインをはじく。その間に電気を指先に集中しつつ、軽く力は抑えて…落ちてきたコインを前に打ち出す。コインは高速で飛んでいき、見えなくなった(より正確には溶けて見えなくなった)。物の無い所を選んでやったので、木の幹を貫通、と言う事は無かったが、飛んだところの近くは木の皮が剥がれそうになっている。
「…………え…と…今何が?」
「え、真一がコイン打ち出したんじゃないの?」
「いや、そうだけど!」
「どう考えても中途半田が出来ることじゃないよね?」
「あ、真ちゃん、最強だから。」
『は?』
「光陰国最強。もはや殺人兵器として扱われて死神、って呼ばれるぐらい強いから。」
〜風丸Side〜
じゃあ次はAね、と半田が言う。Aの能力はイマジンブレイク、だっけ。
にしてもさっきから頭が痛い。実験がうんたらかんたら、というところからだ。
よく記憶喪失のひとが思い出すときとかに頭痛くなる描写があるけど、それか?
「っつかうちの能力、誰か攻撃してくれないと出来ないじゃん!」
「じゃあ豪さん、Aに向かってファイアトルネードでも打ってみてよ。」
「???…分かった。」
豪炎寺がファイアトルネード、と叫んでAに向かってシュートを放つ。
そう言えば何で豪炎寺は熱くないのかな、なんてのんきに考えながら見る。
ボール、より正確には炎にAが触った瞬間。炎が消えた。例のごとくスーッと、ではなくパッとだ。
「っつかいっつもやってっから見せなくても良くない?」
やってからなんか言っていたが、気のせいだろう。
じゃあつぎ照美、と半田が言って、アフロディが話し出す。
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作者名:minatsu(しけりえ) | 作成日時:2012年1月2日 10時