元ヤン的更生指導。2/2 ----水道の花子さん。様リク ページ10
「…どういうこと?」
「俺も、昔はここを占めてた不良だった。
今はもっとも、生徒会長をしているけどな」
「じゃあつまり、そういう事関連はお見通し、ってことね」
「そ。」
にっこりと愛想笑いをすると、「A…現在敵うものはいないと言われている力を持つ生徒」と私の名前を述べた。
「なあに、会長サン。私のこと、注意にでも来たわけ?」
「いいや。ちょっと面白そうだと思ってな」
「へえ。いいの?そんなこと言っちゃって」
「…お前、いい加減分かれよ?今の状況を」
すると、彼はまた私の口を塞いで、息する間もないくらい激しいキスをした。
「は、…っ」
「これは面白い。
恐れられている女ヤンキーが、実は俺のキスで簡単にとろけちまうくらいピュアだったなんてな」
「…あんた、絶対許さない」
「はは、俺だってわかってるぜ?お前と力で比べたらきっと互角だってことくらい。
だから、俺はあえて同じ土俵には上がらない」
やはり、元ヤンキーなだけあるが、それにしては考え方が少し賢いのが厄介だ。
「お前のその''弱点''。
バラされたら、どうかな?」
「…誰も、信じるわけないと思うけど?」
「確かにそうかもな。だが、複数の男がお前に迫ってきたら対応できるのか?ん?」
相変わらず、彼は私の体をしっかりと抱えている。
「こんな風に、すぐ捕まったら…
何をされるんだろうなぁ?」
「…っ」
体を撫でられ、ぞくぞくと悪寒が走る。
「…触らないで」
「無理な要求だ、って言ったら?」
「はっ倒す」
「お前は両手ふさがりで、おまけに俺に抱きかかえられてる。その状況で?」
意地悪く会長が笑う。
いきなりのこのこやって来て…
私がいうのもなんだが、最低だ。
「A。
俺、生徒会長アーサー・カークランドは、
お前に更生指導をする為にここに来た。
正しい生活態度ってものを、
この俺が教え込んでやるよ。
わかるまでそのカラダにじっくりと…な」
成る程。
生徒会長は、優等生でも何でもなく、
ただの変態らしい。
「まあ、とは言っても俺は悪魔じゃねえからな。
今からすること秘密にできるなら、
お前の弱点も黙ってやってても良いぞ?」
訂正。
間違い無く、此奴は性悪で変態で元ヤンな「自称」
生徒会長だ。
「…良いでしょう」
「交渉成立だ。お前、俺の彼女になれ」
それから、私と会長、2人だけの、
誰にも言えない秘密ができてしまった。
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とと(プロフ) - 水道の花子さん。さん» 返信遅れてしまってすみません!大好きだなんて…!! もし良ければまたリクエストしてくださいね!楽しみにしています^^ (2017年9月6日 22時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
水道の花子さん。(プロフ) - ひええええ…!ありがとうございます…!本当に素晴らしいです!大好き!(語彙力が来い)またととさんの作品を読める日を楽しみに待ってます♪ (2017年5月5日 9時) (レス) id: 7669f7e486 (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - いえいえ!大丈夫ですよ〜♪(・ω・´ゝ)僕もあまり来れないので…とても面白かったです!魔法♪魔法♪魔法♪魔h((眉毛好き好き病も良かったです!更新頑張って下さい!長々と失礼致しました… (2017年3月22日 17時) (レス) id: 0a2ba9497a (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 亡命遊愉(元ヘタクラ@世界領(凛々))さん» 遅れてすみません〜 全編完成しました(`・ω・´)b (2017年3月21日 21時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 水道の花子さん。さん» 大丈夫ですよ!どんな感じが良いですか〜? (2017年3月17日 23時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時:2017年1月13日 0時