英国先生 2 ページ35
「知ってるんだから。貴方がえっちなこと」
「…うるさい」
「それに、たまに私に向ける目線がおかしいってこともね」
「…」
「折角さっき逃げ道を作ってあげたのに。
本気じゃなくてもいいから、って。自滅してどーするの？」
いたずらっぽく笑う。
「こういうのは、ちゃんと正式に付き合ってからの方がいいだろ」
「へー。ぴゅあだね〜」
「からかうんじゃねえよ、ばか。
俺だって我慢してきてるんだ。大人だし何より教師だし…それにアルに半殺しにされかねないのは間違いじゃない」
言い訳を募りながら、目の前で笑みを浮かべる彼女に若干の悔しさを感じた。
「…けど、俺の負けだ。A、お前が好きだよ」
ちらりと様子を見上げると、
意外にも彼女は顔を赤くして黙り込んでいた。
「はっ！？なんで…」
「だ、だってまさか…言うとは思わなかったし」
「はあああ！？もう殆ど言わせたようなもんだろ！」
「でもっ…」
そんな様子を見て、心の底から何かがぞくりとこみ上げてきた。
「ふーん。いつも余裕かましてるお前がなあ〜？」
「こ、こっち来ないでってば！」
ぱっ、と俺のネクタイを外すAの腕をすかさず
掴んだ。
「自分から寄ってきたくせに」
「う、うるさい！」
「しっかし意外なとこでお前もピュアだよな。
先生が手取り足取り、教えてあげても良いぞ…？」
俺は顔を赤らめる彼女の髪をさらりと撫でて、
そこにキスをした。
「…なんてな。
ここは学校だし、続きは今度」
「ええええ！？」
「当たり前だろ。ここでは俺とお前は先生と生徒なんだから」
「そっ、そんなあ〜」
「だから、帰ったら俺の家来いよ。
明日休みだろ？」
Aは顔をすぐに明るくした。
「わかった、お兄ちゃんに言っておくね！」
「え''、それは待っ」
「See ya, アー…じゃなくてかーくらんど先生！」
風のように去ってしまった。
「はぁー…」
俺は1人取り残され、
書類をまとめて帰る準備を始めた。
「(良くやった、俺…)」
耐えられたのは大人だから、ということにしておこう。
決してアルが怖かったからとかではない、決して。
「？メール…」
嫌な予感がして携帯を開くと、
「Hi, アーサー！
今日はウチで君含め会議だぞ^^
反対意見は認めないからね！ Al」
「…終わった…」
近所のアーサーくん 1/2 ----水道の花子さん。 様アンコール→←英国先生
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とと(プロフ) - 水道の花子さん。さん» 返信遅れてしまってすみません！大好きだなんて…！！ もし良ければまたリクエストしてくださいね！楽しみにしています^^ (2017年9月6日 22時) (
レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
水道の花子さん。(プロフ) - ひええええ…！ありがとうございます…！本当に素晴らしいです！大好き！(語彙力が来い)またととさんの作品を読める日を楽しみに待ってます♪ (2017年5月5日 9時) (レス) id: 7669f7e486 (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - いえいえ！大丈夫ですよ〜♪(・ω・´ゝ)僕もあまり来れないので…とても面白かったです！魔法♪魔法♪魔法♪魔h((眉毛好き好き病も良かったです！更新頑張って下さい！長々と失礼致しました… (2017年3月22日 17時) (レス) id: 0a2ba9497a (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 亡命遊愉(元ヘタクラ@世界領(凛々))さん» 遅れてすみません〜 全編完成しました(｀･ω･´)b (2017年3月21日 21時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 水道の花子さん。さん» 大丈夫ですよ！どんな感じが良いですか〜？ (2017年3月17日 23時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時：2017年1月13日 0時
