【AP ヘタリア】絶対王政注意報【アーサー・カークランド】

君の瞳に契約を 1/3 ---黒乃栖+眞姫那 様リク ページ12

リクエスト
『「悪魔契約」と「君透く」のアーサーさんで取り合い』
作品から出してくれるとは…！感無量です。
ちなみにこちら2作品です↓

【APヘタリア】私、悪魔と契約結んでます。【悪魔注意】

【APヘタリア】君の瞳は海を透く【アーサー・カークランド】

読んでいない方にもわかるように、少し補足を。

☆悪魔契約(作品名)のアーサー
→いわゆる悪魔りすです。えっち。
ベリアルという悪魔が元ネタ。

☆君透くのアーサー
→いわゆる海賊いぎぎです。
略奪、強奪、何でもあり。
でもいつまで経っても手に入れられないのは、
貴方だけ。

読んでなくても大丈夫な内容となっております。
これらの設定が苦手な方は、プラウザバックを。


**

「アーサーの魔法が暴走したらしい」

それは、フランシスから聞いた事だった。
当の本人は、まだ見つかっていないという。
どこに消えたのか、とか大騒ぎしてるのは彼の国内だけで、周りは「あぁ、またいつものやつか」で済ましている。

それは、彼の恋人である私にも共通していた___

1分ほど、前まで。

「…お前、なかなか溜まってるなぁ…？」
「！？」
後ろから声がしたと思って、すぐ振り返るが、
誰もいない。
一瞬、アーサーの声かと思っ…

「わぁぁあ！？」

振り向きなおったその瞬間、
目に飛び込んできたのはアーサー…に、黒い翼が生えた姿。
いつもの軍服は、黒く染まっている。
そして、角…

「ブリ天に続く何かかな？」
ふよふよと浮かぶ彼を見て私は苦笑いをしてみせた。
「…なんだよ、それ」
きょとんとして胡座をかくそいつは、
確実に私の知っている彼ではなかった。

もし、彼の姿を借りている、何かだとしたら。
彼の行方がわかるかもしれない。

「ふーん、お前あいつの場所が知りたいのか」

「なっ！？」

目を細めて楽しそうに其奴は笑うと、

「俺はベリアル。まあ、一応名前はアーサーだ。
人間界(ここ)に来るのは何万年ぶりだろーなぁ」

「なにを、言ってるの…？」

ベリアル？まさか。

「そう、俺は悪魔。

____お前、俺と契約しないか？」

契約…？

「お前が望むこと、何でもしてやる。
富、名声、頭脳…。なんだっていいぜ。

ただし、俺にその身体を捧げてくれるのならな」

体を捧げるなんて。
しかも悪魔に。
普通に考えて、ありえない。

「…あいつの居場所、知りたくないのか？」

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